BESSの家の総決算みたいな記事になりそう。
これまでBESSの家に関わる様々な記事を書いてきた。
↑BESSの家の話のカテゴリー。
ただ『じゃあBESSの家ってなんなの?オススメできる家なの?』といった、『つまりどういうことよ』には踏み込めてなかったんだよね。
今回はそこにしっかりと踏み込んで『BESSの家とは何か』についてしっかりと言語化していきたいと思います。
ちなみに俺は基本的にBESSの家大好きでおすすめする立場。
実際に住んでるし。
BESSの家 特徴の話
BESSの家(ベスの家)というのは規格住宅ブランドの名前。
正しくは “BESS” なのでBESSの家というのは呼ばれ方だね。呼称。
そんな規格住宅ブランドであるBESSの家の特徴を見ていこう。
ここで挙げる特徴はあくまで俺が住んで感じること。
他の住宅と比較をして感じることを特徴として挙げているものです。
BESSの家の特徴とは? 1:望む暮らし方を叶えやすい家
俺はこれがBESSの家の最も大きな特徴だと思う。
断っておきたいのは、BESSの家でなければダメというわけでは一切無くて、具体的に叶えたい暮らしが明確であれば、普通の家よりもBESSの家がフィットさせやすいという話だね。
なぜBESSの家だと望む暮らしを叶えやすいのか。
それは家に個性が無いから。
前にも少し触れたけど、BESSの家って個性的なようで実はすごく無個性。素材。
なので望む暮らしに対してBESSの家をフィットさせていきやすいんだよね。
例えばの例だけど程々の家。
程々の家をアメリカンスタイルに仕上げているおうちもある。
カントリーログハウスを日本の山小屋のように使っているおうちもある。
つまりBESSの家、自分が叶えたい暮らしを叶えるのにすごく都合が良いんだよね。
家そのものが素材だから。
アメリカンな家に仕上げたいと思って、日本の所謂一般的な住宅からスタートしても難しいよね。
山小屋的な暮らしがしたいと言って山奥にぽつんと日本の一般的な住宅を立ててスタートしても中々目指す暮らしにはなりにくいと思う。
もちろんどっちが良いとか悪いではなくて。
BESSの家は『こういう暮らしがしたい!』に対してどの家を選んでも非常にハマりやすいんだよね。
なぜなら素材だから。家自体が。
BESSの家の特徴とは? 2:住人が使いかたを決めていく家
これもBESSの家の特徴だな〜。
住人が使いかたを決めていくというのは、部屋だったり収納だったりスペースだったり階段だったりを自分たちで好きなように使うということなんだよね。
そんなのどの家でも当たり前じゃん、同じじゃんって思うかも知れない。
だけど例えば通常の家であれば子供部屋はやっぱり子供部屋だし、夫婦の寝室はやっぱり夫婦の寝室。書斎と名がつくスペースなんて最たる例だね。
BESSの家には基本的にそういう概念が少ない。
この部屋はこのスペースはこれに使ってくださいというのが少ない。
もちろんカタログなどを見るとベッドが配置してあったり家具が配置してあったりするので、こういうふうに暮らせますよの提案は少なからずある。
あるんだけど、『いや〜その提案はどうなの』というものも多い。
なので結局は自分でその家の使いかたを決める必要があるんだよね。
なのでBESSの家には謎なスペースが多い。
部屋も特に用途が定められない。
家の中を自分たちの好き勝手に使いやすいようにできているのはBESSの家の大きな特徴だね。
BESSの家の特徴? 3:時間の経過と共に変化できる家
これは最近はBESS以外の家でもアピールポイントとして謳われることが増えてきたね。
当たり前だけど時間の経過と共に家族の暮らしは変化する。
子供は赤ちゃんから幼児、小学生、中高生、大学生と成長する。
大人だってそうだよね。今は平日会社に通勤する仕事をしていたとしても数年後もしかしたら自宅での仕事に変わるかもしれない。会社と自宅とのハイブリッドな働き方になるかもしれない。
そういう家族の変化に対して家がちゃんと変化できるかどうかというのはとても重要なこと。
『子供が小さいうちは大きな一部屋として。
こどもが大きくなったら仕切りを作って二部屋に』が、最もわかりやすい例だね。
俺はこれあんまり好きじゃないけど。
BESSの家はこの家族の暮らしの変化(≒時間の経過)に対してとても柔軟に対応ができるんだよね。
その理由は間取り。
特にオリジナルの間取りはそのあたりがよく考えられている印象がある。
BESSの家の間取りに余分なスペースが多いのはそのためなんだよね。
例えば子供らのスペース(≒部屋)について考えてみる。
通常は子供が二人いたら同じくらいの大きさの部屋を与えて、って考えがちだけど子供らはそれぞれ個性があって好き嫌いが違うので、一様に大きさを揃えたりする必要は無い。
さらに言うと部屋である必要も無いかもしれない。
もちろん子のプライバシーもあるのでそこは十分に考慮されるべきだけれども。
さらに言うと、子に本当に部屋が必要な時期は案外短い。
小学生半ば〜高校3年生まで。
あるいは大学4年間自宅から通ったとしても長くて15年程度なもの。
小学校高学年から高校三年生まで部屋を持ったとしたら7年8年程度。
となると、家を建てるときから『子供部屋』として準備してしまうとその家は暮らしの変化に耐えにくい家になってしまう。
実際に、立派な子供部屋を与えることが良しとされていた時代に建てられた家々の子供部屋、子が巣立った後は大抵物置部屋になってる。
BESSの家は、いつ誰がどのスペースを使うかを柔軟に変更し易い。
謎なスペースが多いことと、家自体が大雑把なので。
これがつまり時間の経過と共に変化できる家、ということなんだよね。
※家族論とか子育て論とかを話したいわけではありません。
余談だけど、ジブリ映画の『耳をすませば』に出てくる主人公家族が暮らす団地。
あの団地の家の一部屋を姉と妹で二段ベッドで2つに分けて上手に使ってるシーンがあると思うんだけど、あれなんだよね。あの柔軟さがBESSの家は取り入れやすい。
BESSの家は後悔するのか
次の話。
驚くほど多くの人が『BESSの家 後悔』というキーワードで検索してるんだよね。
おそらくBESSの家を検討している人が、実際に住んでいる人の失敗談を聞きたいってことだと思うんだよね。
『BESSの家 後悔』についてはしっかり考察しているのでこちらの記事を読んでみてください。
BESSの家が他の家に比べて後悔しやすいかというとうーんだね。
そうは思わない。
きちんと準備をして、しっかり考えて買えば後悔はしないよ。
BESSの家。
BESSの家 価格の話
BESSの家の価格。
値段の話だね。
BESSの家、規格住宅なのでどの家がどのくらいの価格感なのかはサイトでも確認できる。
ただ実際にBESSの家を建てようとすると当然だけど、この金額以外にも様々なお金が必要になってくる。
例えば挙げるだけでも
- 土地代
- 書類代
- 外構費
- オプション変更費
- 設備費
などなど。じゃ実際に建てたらいくらかかるのよ!というのはこの記事で詳細に明かしていますので読んで頂けましたら。
数年前の話だけど、十分参考になると思うよ。
BESSの家 坪単価の話
BESSの家は坪単価で選ぶべきでは無いし、坪単価で他の住宅ブランド、メーカーと比較すべきでは無い。
坪単価で選んだり比較をしたりすると良い判断ができない。
良い判断ができないというのは、BESSの家の価値を正しく評価できない。
それは悪い方向でも良い方向でも。
なのでBESSの家を検討するにおいて坪単価の話はナンセンスではあるんだけど、それでも坪単価気になるよね。
この記事でBESSの家の坪単価について詳細に語っているのでご覧くださいませ。
この記事ではBESSの家のモデルの坪単価を並べて見ることができるよ。おすすめ。
繰り返すけどBESSの家は坪単価で選んだり比べたりすべきではないよ。
それですらあくまで俺の考えだけどね。
BESSの家 中古で買う話
BESSの家を中古で買う話・・・。
俺はBESSの家を知った時に、中古の家を買ってBESSでリノベーションできないかなって考えてたんだよね。
けど結果的にはBESSで新築を建てた。なぜ?
BESSの家の中古はだめなの?だめだとしたらそれはなぜなの?というお話はこちらの記事で詳細に書いてます。
この記事面白いのでぜひ読んでみてください。
BESSの家、中古で出ることもあるけど条件にはハマりにくいんだよね。
BESSの家 間取りの話
BESSの家の間取りね。
冒頭でも触れたけどBESSの家の間取りの話は奥が深いんだよね。
普通の家だと3人家族だとこんな間取り、4人家族だとこんな間取りってある程度セオリーがあるんだけどBESSの家にはそれが当てはまらないんだよね。
なので『どんな暮らしがしたいか』『暮らしで何を重視したいか』を明らかにしてからでないと間取りのことを考えられないんだよね。
うちの場合は『何かにしか使えないスペースはできるだけ小さく』で考えていった。
その結果収納が少なすぎたんだよね 笑
収納の少なさには失敗したけどそれ以外は概ね満足してる。
けどそれもわからないんだよね。
暮らしの変化によって不満は出てくるのかもしれない。
その家に暮らす全ての時間で完璧な間取りというのはあり得ないので、やはりそうだね。
何を重視したいのかをはじめに明確にして、それに沿って間取りを考えていくべきだね。
というような話をこの記事でつらつらとお話しています。
うちの間取りの詳細もでてきます。
もう自分ちの間取りをインターネットに載せるのも慣れましたね。慣れていいのという話はあるけれども。
BESSの家はオススメできるのか
俺は基本的にはBESSの家をお勧めするよ。
お勧めしているんだけど全ての人の全ての状況に対してお勧めするかというともちろんそうでは無いよね。
ではどういうケースがお勧めできてどういうケースではお勧めできないの?
オススメできるケース
BESSは公式で『家は道具』と言ってるんだよね。
この言葉今はすごくよく分かるんだけど、家を検討しているときはなかなかピンと来ない。
どういうことだろう。
家は高い買い物なので、あれも叶えたいこれも叶えたいをたくさん詰め込みたくなって、家に求める本質を見失いがちになるんだよね。
けど本質的には家というのは暮らしで実現したいことを叶えるための道具。
つまり『実現したいこと』を明確にならない限り、どういう家に住むべきかは見えてこないはずなんだよね。
これはBESSの家に限らずだけど。
その前提で行くとBESSの家をお勧めするケースとして一番に挙げられるのが『暮らしに求めるものが明確になっている』だね。
当然だけどその暮らしに求めるものがBESSの家であれば叶えれられるという場合はとってもお勧めできるね。
この『暮らしに求めるものが明確になっている』に加えて
- 自分で調べて自分で行動できる人
- 自分の好き、感性を大切にしている人
- 良い意味で他者の目を気にせずにいられる人
などはさらにBESSの家に向いてるね。
実は俺は飽き性な人にも向いてると思ってる。
家に飽きてもそうそう引っ越せるものじゃないじゃん。
BESSの家なら自分で部屋を増やしたり減らしたり、外構をいじったりなんでもできるから。
部屋を減らすはさすがにDIYじゃ難しいか。
けど自分でできる範囲が通常の家に比べて広いのは事実だね。
オススメできないケース
これはね〜、あまり声高には言えないんだけど以下のケースはあまりお勧めできないかな。
- BESSの家というブランドが好きだから
- BEESSの家がオシャレだから
- 資産価値が上がりそうだから
- 子供が喜びそうだから
お勧めできないケースのほうが具体的にありすぎて挙げ始めたらきりがないんだけど、つまるところ『暮らしにおいて大切にしたいこと』が明確になっていなくて、その結果本質的ではないところでBESSの家を選ぶケース。
こういう場合はお勧めできないかな。
結果として後悔に繋がるだろうし、寂しいけどアンチになってしまう人もいるね。
けどまあ、どうなんだろうね。
最後決めるのは自分だから。好きにすれば良いよ。
BESSの家 ネット評価、口コミの真偽
BESSの家、実際に住んだ感想とネットでの評価や口コミと違うなと感じることが少なくない。
例えばどんなこと?
木に囲まれているので気分が落ち着く。森林浴をしているみたい。
あたりまえだけどそんなことは一切無い。
木が多く使われているのは間違いないけれど、室内はくまなく塗装されてるし。
合板も多いし。
二、三日家を空けて帰ってきた時に松の香りがするというのは確かにあるかもしれない。
けどそれが暮らしにめちゃくちゃポジティブな影響与えてるかというとそんなことは無い。
BESSの家で無くても室内に無垢材を多く使っている家であれば同じだろうしね。
維持費、メンテナンス費用がかかる
これはね、むしろ逆。
通常の戸建てが10年20年後に100万とかかけて外壁の塗り直しをすると思うんだけど、BESSの家のログハウスのモデルであれば自分でメンテナンスすることができるので費用は抑えられるんだよね。
20年で50万もかからないんじゃないかな。
なんのでBESSの家が維持費、メンテナンス費用がかかるというのは間違い。
メンテナンスが面倒くさい
これはまあ事実かな 笑
面倒くさいとは思うけどそういう家を選択したのだからしゃーないとは思うよね。
外壁塗った後に夕方から庭でみんなで食事するなどはとても楽しいよ。
ただまあ面倒くさいね。
やりたいかやりたくないかって言われたらやりたくはない。
特に俺は塗装は嫌い。
難しいし。
プロの人すごいなって思うよ。
ただ自分ですることでコストはかなり抑えられるからね。
トレードオフかな。
間取りを自由に決めることができない
これは『自由ってどの程度か』にもよるけど、所謂注文住宅と比べても遜色ないくらいは間取りのカスタマイズが可能。
後の項目でも出てくるけど、BESSの家を建てる販売会社と工務店さんにもよるんだよね。
うちを建ててくれたBESS北九州さんと中村建設さんはとても柔軟に対応してくれた。
またインスタなど見ても結構カスタマイズしてる人はいるね。
ただ当たり前だけど家の構造に関わる部分は変えることができない。
なくせない柱とかね。
うちもだし結構なBESSのお宅で大胆な間取り変更は行われているので、この間取りを自由に変えることができないというのは間違いだね。
音が響く
響くと言うか音が伝わりやすいということかな。
これはBESSの家だからというかBESSが採用しがちな間取りは音が伝わりやすい間取りになることが多い、ということだね。
まあでもそうか。
そう考えると間違っては無いね。BESSの家は通常の家に比べて音が伝わりやすいというのは事実かな。
俺はこの音が伝わりやすいってのは嫌いでは無いんだよね。
腐る
BESSの家だから腐るということは無いと思うよ。この記事を読んでみてください。
家が腐るとは何かからお話しています。
BESSの家だから○○というのは概ね間違いであることが多い
もうこの通りだしこれが全てなんだけど、BESSの家の特徴として語られることの多くが、ログハウスの特徴だったり、間取りの話だったりすることが多い。
難しいけどBESSの家を検討してる方はそういった『これって別にBESSの家に限らずだよな』って視点で情報を判断されると良いかなと思います。
BESSの家 プロモーションの話
BESSの家、プロモーションが非常に上手いんだよね。
俺もそうだったけど趣味系雑誌に良い感じに広告を出していて、そこから自分で調べて行って好きになっていくっていうストーリーを作ってるだと思うだけど、検討しているユーザーとのタッチポイントごとの体験が秀逸。
BESSのマーケティング戦略を分析するとおそらく大まかに以下のユーザーストーリーになってると思う。
- 認知させる
- 興味を持たせる
- 検索させる
- 興味を深めさせる
- 体験させる
- 検討させる
- 決断させる
あくまで俺の推測なんだけど、BESSの家は通常の購買行動に発生する『比較する』というフェーズを設定していないと思われる。
『数ある住宅ブランドの中からBESSを選んでほしい』ではなくて、『BESSの家かそれ以外か』という前提でユーザーストーリーを設計しているように感じるんだよね。
特に感じたのが『展示場』を『LOGWAY』という名前に改称したときだね。
展示場というと『どこの展示場に行ってみる?BESSにする?』になるんだけどLOGWAYという名称に改称したことによって『LOGWAYってところ行ってみよう』になる。
もとからBESSを知ってる我々は相変わらず展示場って呼んでるけど、新しくBESSを知る人はLOGWAYがいわゆる展示場だとわかっていても、展示場とは違う何かを想像するよね。行ったみたいってなる。
特に認知〜体験までの設計が良い
趣味系雑誌『男の隠れ家』や『Lightning』や『GO OUT』あたりだね。
BESSがよく広告を出しているのは。
表紙の直後くらいにイメージ広告が出ていてそこで認知する。
このときはまだ住宅ブランドってことがわかりにくい。
その後に記事広告として2〜4ページくらい使ってBESSの家の良さを伝えてる。
で、うまいのがその趣味雑誌の内容としっかり合う内容で記事を作ってきてるんだよね。
『そうそう、こういうことがしたいんだよね!こういう家が良いのよ!』ってなるように構成されてる。
で検索してLOGWAYを知ってLOGWAYに行ったときにはもうすっかりBESSの虜になっているという。
BESSのマーケティング、よく出来てる。
アンバサダーを立てるともっと良さそう
生意気にもアイデアを述べさせて頂くんですが。
今『BESSの家 後悔』での検索数が非常に多いことって、BESSからのコミュニケーションが検討者に良い部分しか伝わっていないことが原因だと思ってる。
これは結構難しい問題で、『良い部分と悪い部分を伝える』は当然だけど正解ではないんだよね。
売り手がサービスや商品の悪い部分を広告するのって合理的では無いので。
そこでアンバサダーなんだよね。
アンバサダーから発信される情報って、『BESSの家ってこういう使いかたできる』『BESSの家だとこういう暮らしになる』『BESSの家だとこういう課題が起きてくる』などになるとおもうんだけど、この発信される情報が結果的に検討者に対して良い部分とそうでない部分を第三者の視点から伝えることになる。
インフルエンサーじゃないんだよね。
あくまでアンバサダー。きれいなところを見せるインフルエンサーじゃなくて、好きだからこそありのまま情報を発信するアンバサダー。
エバンジェリストも近いかな。
SAASなどのユーザーグループにも似てるね。
難しいよね。俺の仕事もマーケティングなんだけど、言うのは簡単なんだよねこういうのは。
BESSの家 工務店の話
BESSの家を語る時に、工務店の話は避けては通れない。
もっと言うと、販売会社と施工工務店の話だね。
BESSの家を建てるときには、BESSの家を製造販売している『株式会社アールシーコア』と、間取りなどを決めて実際に売買契約を結ぶ『販売会社』と、家を建てる『施工会社(工務店)』の3社と関わることになる。
『BESSの家』で全国誰が買っても同じクオリティで担保されるものとしてはアールシーコア社から購入するBESSの家の設計(見た目やつくりなど)だけなんだよね。
あとは間取りのカスタマイズは販売会社だし、建てるのは工務店。
関東に住んでいた頃に様々なBESSの展示場(今のLOGWAY)に行ったけど、同じ家なのに作りが結構違うなと感じたことを覚えてる。
具体的なことを言うと良くないので伏せるけど、雑に言うと『工務店の上手い下手によって家のクオリティが左右される』ということだね。
プラモデルと似てるかもしれない。
買うときは同じだけど誰が作るかによって全然出来が違う。
パッケージ通りのものを期待したのに出来上がったら全然違う。。みたいな。
さすがにそこまでは無いと思うけど。
なのでここで言いたいのはBESSの家を建てるときには『どの販売会社から買うか』『どこの工務店に建ててもらうか』この2点がとても大事です。
ちなみに販売会社と工務店は基本的にセットなので、販売会社はここ、工務店はここといった感じで選ぶことはできません。
つまり、どこの販売会社から買うかが、良いBESSの家を建てるのにとても重要なポイントになってきます。
余談ですが、BESS北九州はBESSの中でも販売会社歴が非常に長くノウハウも豊富で安心できる販売会社です。俺もBESS北九州で建てました。
BESSの家 土地の話
BESSの家はどこにどうやって建てるかが本当に重要。
何度も言うけど『BESSの家を買う』のは結果的な話で、『どういう暮らしをしたい』かをまずは先に思い浮かべるべきだよ。
で、その『どういう暮らし』が明確になってそこにBESSがハマるようであればBESSの家を買うべき。
つまり『どういう暮らし』が明確であればどういう土地で暮らすべきかも具体的になるよね。
BESSの家だからなんでも叶うわけではない。
住宅地の真ん中にBESSの家が建ってるケースもあるけど、そういう環境では日常的に焚き火したりBBQしたり薪仕事したりは難しいよね。
逆に言うと、田舎にぽつんとBESSじゃない普通の家が建ってる場合もある。
そういう家では焚き火もBBQも薪仕事も仕放題。
なのでやはりBESSの土地選びでも大切なのは『どういう暮らしをしたいかを明確にすること』だね。
BESSの家 メンテナンスの話
BESSの家はメンテナンスが大変、維持コストが大変などと言われがちなんだけど実際のところはどうなの?というお話。
一口にメンテナンスといってもいくつか視点がある。
俺は『頻度』『コスト』『難易度』で考えるべきだと思ってるのでここではその3つに分けて考えてみる。
BESSの家のメンテナンス頻度
BESSの家だからメンテナンスの頻度が多いというのは一部合ってるけど間違ってる部分もある。
BESSの家のメンテナンスの頻度が高いというのは『露出した木材の保護』がメインなんだよね。
なので家の外部に露出した木材部分が多ければ多いほどメンテナンスの頻度は高い。
BESSの家はこの露出した木材部分が多いのでメンテナンス頻度が増えるということだね。
余談なんだけど個人的な意見としてはワンダーデバイスの木材露出壁、あれガルバリウムverも合って良いと思う。あのデザインがワンダーの良さでもあるんだろうけれどもさ。
うちはログハウスなのでメンテナンスの頻度は高いね。いつもどこか塗ってる気がする。
↑こういうのはBESSの家独自のメンテナンスとはちょい違うんだよね。
ログハウスだから発生する事象だね。
ちなみに、俺がいつも自分でやってるメンテナンス、建ててくれた工務店に連絡をすれば来てくれたり解決したりするケースも多いので、もし何か不具合が発生したらまずは相談してみると良いよ。
俺も初期の頃はドアが閉まりにくくなるだけで連絡してた。
メンテナンスコスト
BESSの家はメンテナンスコストがかかると言われるけど、これについては俺は間違いだと思ってる。
し、計算してみても間違いだと確信できる。
BESSの家、基本的に自分で塗装をするのでメンテナンスコストそんなにかからない。
程々の家は少し違うのでわからないけれども。
例えばワンダーも外壁はガルバリウムと木材部分。
木材部分は自分で塗装するよね。ガルバリウムはどうなんだろう。
わからないけれどもサイディングに比べるとメンテナンスのコストは安そう。
ログハウスもそう。
自分で塗装できるのでコストはめちゃ安い。
うち。多分だけど一回家全体を塗っても10万しない。
外壁の部分ごとに分けてやってるので家全体の総額を出したことは無いけど。
通常のサイディング外壁のおうちだと10年で50万〜100万くらいするんですっけ。
それと比べたらまあ、どうんだんろう。考え方は人それぞれですかね。
塗料、今までBESSの純正を使ってたけどこれからはクレオトップを使っていくつもり。
レビューなどは別途。
メンテナンス難易度
いやこれなんだよね。これこれ。
BESSの家のメンテナンスは自分でできるんだよね。
メンテナンスの難易度が低い。
まあ家が大雑把だからってのもあるんだろうけど。
サイディングの家の外壁塗装みたいに足場組んでシーリングをしながら特殊な塗料を特殊な道具で塗り塗りって、素人には無理だと思う。
相当難しい。
BESSの家であれば浸透系の塗料をはしごに登ったり高所作業車とオペレーターさんに来てもらってむることもできる。自分で。
BESSの家は自分で何かをしようとしてできるレベルの難易度。
塗装以外はどうなのか
正直塗装以外の家のメンテナンスってそうそう無い。
うちのログハウスですら塗装以外のメンテナンスって和室の床のギーギー音を工務店さんに修理してもらっただけ。
BESSの家って言ったって普通の家なので、塗装以外に日常的にメンテナンスが必要なことってそうそう無い。
BESSの家 薪ストーブの話
住宅街での薪ストーブについてはこちらをご参照くださいませ。
ここでは住宅街での薪ストーブに限らず、『BESSの家で薪ストーブを使う』ことについて考えて見たいと思う。
薪ストーブは小回りが効かない暖房器具である
薪ストーブ、当たり前だけどボタンひとつでピッと温度を変えたりすることはできない。
燃焼が思うようにいかないので薪を追加したところ、とんでもない燃焼になってしまい家中真夏になってしまうなんてこともある。
また、当たり前だけど薪を焚べ続けないと消えてしまう。
薪も準備しなければいけない。
乾燥薪の状態で購入できればそれほど面倒では無いかもしれないが、その場合だと石油ストーブやエアコンよりも高額な燃料費となる。
自分で薪を作る場合、原木を調達し薪割りをし薪棚を作って1年は乾燥させる必要がある。
それを大量に作って保管しておかなければならない。
真冬の朝、夜明け前の暗い中薪棚へ薪を取りにいかなければならない。
そういう面倒臭さと薪ストーブのメリットを天秤に掛けて、それでも薪ストーブが良いと思えるかなんだよね。
そんな薪ストーブをBESSの家で使うということ
BESSの家は良い意味でも悪い意味でもざっとしている。
おおらかだしおおまかだし大雑把。
これは多分に俺独自の解釈も含まれるけど。
メンテナンスの項目でも話したけれども、BESSの家は普通に暮らしていてやることが多いし、面倒くさい。
その面倒臭さの一つとして薪ストーブの暮らしに向き合えるかなんだよね。
家が暑くなれば窓を開ける、木を切ってる現場で声をかける、毎朝ストーブを立ち上げるための早起ききする、夕食前の1時間を薪割りの時間に充てる、とか。
BESSの家以外にも当てはまるとは思うけれども、エアコンや石油ストーブがあるので忘れがちなんだけど、本来冬に暖を取るというのは非常に手間がかかること。
もちろん文明の利器は賢く使うべきではあるんだけど、その本来手間がかかる『冬に暖を取る』を本来の通り手間をかけて取り組めるか、ということだと俺は思ってる。
薪ストーブのメリット・デメリットは人それぞれで違うとは思うけど、真冬の凍えるような寒さの時に電気もガスなどのライフラインがストップしても、とりあえず家族を凍えさせることは無いというのは最大のメリットだね。安心感。
家族を凍えさせないというのは家長としての大切な務め。
まとめ:BESSの家とは何か
『BESSの家とは何か』ね 笑
規格住宅のブランドだよね。ハウスメーカー。
世界で最も熱狂的なファンが多く愛されているブランドの1つにハーレーダビッドソンというオートバイのブランドが挙げられる。
どのくらい愛されているかと言うと、ハーレーダビッドソンのタトゥーを彫ることが珍しく語られない程。
これはどういうことはというと、愛着なんだよね。
ハーレーダビッドソン自体が好きということもあるだろうけど、ハーレーダビッドソンがある暮らしが好きなんだよね。
なのでタトゥーを入れることを厭わないということだね。
ハーレーダビッドソンとはそういうブランド。
ブランドというのは本来は、その商品やサービスの機能や品質由来のイメージが市場に浸透した結果だと思ってる。し、様々な場でそのように定義される。
けれど、現代においては機能や品質でブランド形成するのは難しくなってきている。
なぜか、そのサービスや商品が提供する機能や品質を最大限に享受する機会が無いから。
概ね機能、品質過剰な状況だから。
そうするとどうなるか、ブランド側はそのブランドがある暮らしを提案し始めるんだよね。
これは別に間違った流れでは無い。
話を戻してBESSの家。
BESSの家というのは家への愛着を強くさせるブランドだと俺は感じてる。
BESSの家は家自体の素材感が非常に強く、経年でそこで暮らす家族に合わせて家が変化していく。
そうすることで家への愛着が増していく。
BESSの家自体と、BESSの家と過ごした時間に対して持つ感情が、BESSというブランドがあることで『家の記憶』として括られるんだよね。
難しい表現だな。
BESSの家は目指す暮らしを叶えるための良い道具。
つまり目指す暮らしがなければ道具はその良さを発揮できないよね。
そういう意味ではBESSの家は常に脇役なんだよな。暮らしの。家族で過ごす時間の。
家族全員が朝起きてから夜寝るまで、(あるいは寝ているあいだも)最もよく使う道具。
好きな道具、大切にする道具。
その愛着が持てる、積極的に大切にしたくなる道具のブランド、それがBESSだね。
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