BESSの家が腐る?BESSの家が腐る。
うーんよくわからないけれどもBESSの家腐るで検索をしている人が多い。
一定層BESSの家は腐る、腐りやすいと思ってる人がいるのかな。
この話題について掘り下げてみましょっか。
BESSの家だけが腐るということは無い。
結論から言うとBESSの家だから腐るということは無い。
腐るということは無いんだけど「BESSの家が腐りやすい」ということは状況によってはあるのではと感じてる。
どういうことか。
BESSの家は他の住宅メーカーに比べて内外に木を見えるように使っている。
ログハウスなんか言わずもがななんだけワンダーデバイスもそうだよね。
程々の家も。ドームはちょっと違うけど。
屋外に露出した木は腐りやすい。
何故か、雨に晒されるから。
なぜ雨に晒されると腐るのか、木材の含水率が上がるから。
木材の含水率が上がるとなぜ腐るのか、腐朽菌やシロアリが活動しやすくなるから。
という流れ。
ただ木材が屋外に露出していても環境が良くて適切にメンテナンスされていればそうそう腐るものではない。
で、これはBESSの家だけが特別ではなくて、全ての住宅メーカーで同じということ。
家が腐る条件
ここでは便宜上家が腐るということを木が腐ると同義として扱っていく。
で、家が腐る条件とは何か。主に以下ふたつ。
- 腐朽菌の活性化
- シロアリなどの虫害
腐朽菌の活性化
腐朽菌は木を腐らせてスカスカにしてしまう菌のこと。
木から栄養を吸い上げて繁殖していくので木がスッカスカになるんだね。
詳しくはググってください。
様々な種類がいるんだけど、基本的には「栄養・水分・酸素・温度」の条件が揃った場合に腐朽菌の活動が活性化する。
栄養というのは木自体が持つセルロース。
水分は概ね35%以上、酸素は酸素。菌も酸素無しでは生きられないんだね。
で、温度
。5度以下になると発生しにくくなり30度以上で活動が活性化する。
とかだったと思う。すんません記憶が曖昧で。
シロアリなどの虫害
これも条件は腐朽菌ほぼ同じだね。
栄養・水分・酸素・温度が悪条件で揃ってしまった時にシロアリにやられちゃう。
シロアリは木を食べる。
ちなみに黒蟻はハチの仲間で白アリはゴキブリの仲間。
クロアリは木を巣にする為に木をほじくることがあるけどそれくらい。
シロアリは木を食べて増えるのでほっといたら家1軒の木食べちゃう。
日本で家が腐るのは腐朽菌とシロアリ。
それ以外にも紫外線や様々理由はあるんだろうけど建てて数年程度で心配になる腐れといったらこの2つを考えれば良いと思う。
腐らない家
家を腐らせないためにはいくつか大切な条件がある。
主には4つ。
これはBESSの家に限ったことではなくてどこも同じだね。
- 腐りにくい材料を使う。
- 腐りにくいように建てる。
- 腐りにくい環境に建てる。
- 適切な管理、メンテナンスを施す。
腐りにくい材料を使う
木にはハードウッドと呼ばれる樹種、素材がある。
雨に晒される箇所などはそういう素材を使うと通常の杉や檜、パイン材などよりも信頼性は上がる。
BESSの家のログハウスの素材は今は杉なんだけど日本の国内でもBESS以外の多くのメーカーやビルダーが杉材でログハウス作ってるので、これもやはりBESSの家だけが腐りやすいという話にはならないよね。
G-LOGは北欧パインも選べるのかな?
ウッドデッキなどの日光や雨に特に晒される箇所はハードウッドが良い。
腐りにくいように建てる
多分BESSの家が腐ると言われる理由はこれだと思う。
腐るというか腐りやすいという話ね。
腐りにくいような素材を使い、腐りにくいように家を建てるということが重要。
当たり前だけど屋外に木の素材を使う時は雨仕舞や雨後にきちんと乾燥されるかを考慮されるべき。
そもそも使わないほうが良い場所には極力木材は使わないほうが良いのではとも思う。
例えばだけどワンダーデバイスの外壁。あれ木材である必要あるのかな。
さらに言うとカントリーログハウスやG-LOGの2F部分や破風板や軒天。
どうなんだろう。専門家では無いのでなんとも言えないけれども。
その点あきつログハウスは良かった。2Fは通常の漆喰的な外壁だった。
あきつログハウス。復活してくれたら売る自信ある。
ワンダーデバイスの外壁の木部分、あそこをガルバリウムで覆ってしまってるお宅こないだ見かけた。
やっぱメンテを考え得るとガルバリウムで覆っちゃうってのも手だよなと思った。
BESSの家におけるポジティブなことも言っておくと、BESSには同じ家を数多く建てているのでナレッジが貯まっていて、住宅そのものが適宜アップデートされているんだよね。
例えばワンダーデバイスフランクフェイス正面の十字の特徴的な意匠があるんだけど、この部分、昔のモデルだと木なんだよね。
今は鉄骨。
うちがBESSの家を最終的に選んだ理由の1つもこれ。
ナレッジが貯まってるから。
ナレッジが貯まるところはBESS本体と販社。
BESSの販社の関係などの話はこちらに。推しはBESS北九州。
腐りにくい環境に建てる
端的に言うと日当たりがよく、風通しが良いということ。
例えばログハウスなんかは木が多い繁る森の中などは画になるから憧れるよね。
しかし多くの場合そういう環境に建っているログハウスは、緯度が高いかもしくは標高が高いエリアで冬は氷点下まで下がり夏の気温も湿度も高くならない場所であることがほとんど。
同じような雰囲気で日本の普通の森などで建ててしまうと湿気との戦いとなる。
高頻度のメンテナンスが必要になる。
日陰で風通しが悪いというのは思いのほか木にとってダメージが大きい。
家を腐らせないためには日当たりがよく風通しが良い場所に建てることが大切。
適切な管理、メンテナンスを施す
湿気の多い場所、森の中に家を建てたとしても管理メンテナンスが追いついていれば腐ることは無い。限界はあるだろうけど。ログの外壁は数年おきに塗装する。
家の周囲に湿気がこもるような場所を作らない。ものを置かない。
特に物を置かないは大事。シロアリの蟻道が見えなくなるので。
薪とか絶対置いちゃ駄目。
薪にいたシロアリがバレずに家に侵入できるから。
家の北側、日が当たりにくい場所の水はけが悪いなら土壌改良を施してカラッとした状態にする。
ウッドデッキ。雨が上がったら水を切って年に1回は塗装をする。
それでもどんなにメンテナンスをしてもウッドデッキは20年は持たないと言われてるね。
仕方ない。
そういう家を選んだんだから。
BESSの家が腐りやすいの本質
この記事を書き始めたときからこの推論有りきで書いてきたところもあるんだけど。
BESSの家を建てる人たちは所謂普通の住宅街、住宅地以外に家を建てるケースが多い。
そうなってくると日陰だったり湿気だったりが多い土地にBESSの家が建てられることも相対的に増える。
そしてBESSの家自体が木を多く使った家で有ることも相まって、「BESSの家は腐りやすい」につながってるんだと思う。
また、別荘として買う人もいるから森の中に建てる人もいる。
そういう人たちは中々メンテナンスが追いつかずログ壁やデッキが傷んでくるなどのケースもあるんじゃないかな。
ただ、そういう家の腐りやすさについてネガティブな条件の場所だったとしてもそれを補うだけの本人にとってポジティブな要素があるのであればそれはそれで良いのでは?と思う。
無責任だけど俺はそういう選び方、生き方をする人が好きかな。
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