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【BESSの家】住宅街での薪ストーブどうなの【薪ストーブ】

BESSの家

いや怖いね。ほんとに。

正直このネタで記事を書くのは本当に怖い。

けれどBESSの家のログハウスに住んで薪ストーブを使ってる者としてこのテーマについてどう考えているかということを書いてみる。

当たり前だけどここに書くことは誰かを傷つけることを目的としないし、何かを言い訳するものでも無い。

且つとても個人的な意見であることを前提に読み進めてもらえましたら嬉しいです。

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薪ストーブは煙と匂いが出る暖房器具である

これは大前提。

どんなに優秀な薪ストーブ本体、煙突、施工の仕方をしていても、どんなに乾燥をした薪を使っても、トップダウンで上手な焚付けをしたとしても煙と匂いは出る。

全く出さないことはほぼ無理だと思う。

それは大前提。

巡航運転。この状態では外では煙も匂いも無い。
焚付けの時。この時はどうしても煙が出る。
焚付後、温度上昇中。このときも多分煙出てる。

前提として、薪ストーブは煙と匂いが出る。

煙と匂いを出す暖房器具は悪なのか

結論から言うと、そうは思わない。

あーもう怖いな。

ほんとこの話題怖いんだけどもう少し踏み込んで考えを述べておくと、近い距離で集まって暮らしてると他人の暮らしの影響を少なからず受けるんだよね。

それは当たり前のことなんだけど。

薪ストーブについてもその範囲内であると思ってる。

カレーの匂い。夕方に漂ってくるカレーの匂いあると思うんだけど、あれも人によっては相当嫌な場合があると思うんだよね。

あとは各家々の独自の匂いもある。あれも結構風向きによっては流れてくる。

さらに言うと騒音や景観、これらも必ずしもご近所の振る舞い全てを受け入れられるかというとそうでは無いと思う。

これらの話、うちがどうのこうのではなくてあくまで一般論の話です。うちは平和。

あとはまあ論外だけど路上駐車とか。

植木の越境とか。バーベキューの匂いとか、子供が道路で遊ぶとか。

過剰なセンサーライト眩しいとか、草むらで犬や猫がおしっこするとか。そういうものの1つだと思ってる。

あとタバコね。

近所からタバコの匂いがふんわり漂ってくることもある。

なので薪ストーブの煙と匂いだけが悪では無いと思う。

人が集まって暮らしていればご近所さんの影響を少なからず受けるよねという。

あーほんと怖いな。この話題でポジション明確にするの。

うち、近所に家無さそうだけど、ある。

では薪ストーブは完全正義なのか

当たり前だけれどもこれも違うと思う。

この現代社会で煙や匂いの出ない暖房器具が一般的な状況において、煙や匂いのする薪ストーブを使うにおいてははやはり周囲に気を遣うべきだと思う。

過剰にすみませんすみませんとご近所に頭を下げる必要は無いと思うんだけど、それでもあまりに四六時中煙を出しっぱなしにしているのはやっぱり常識を疑う。

煙は極力出さないように空気は絞りすぎず乾いた薪を使って煙を出さないように炊くべき。

焚付の時以外でも常に煙がもくもくと上がってるような使い方はどうだろうと思う。

人里離れた一軒家であればそれはそれで風情があるなと思うけれども。

少なくとも住宅が密集している住宅街でそういう使い方はされるべきではない。

極端な話だけど、毎日毎日すごい香りの強いカレーを作ってるおたくがあったら「カレーもうちょいどうにかならんかな」と思うはず。

それと同じだと思う。

いやこれほんと「いやカレーと比べるなし。全然違うし。薪ストーブマジ迷惑だし」とか言われたらほんと怖いし。実際言われそう。

ほんとすみません。謝っておきます。

薪ストーブで最も煙が出るタイミング、焚付けの話。

人が集まって暮らすというのはそれだけでリスク

これは薪ストーブに関してだけの話では無いんだけど。

人が集まっているところで人との距離が近い状況でくらしていると、当然家族以外の他者の影響を受けることが多くなる。

住宅街の薪ストーブの問題もそうだし、マンションの上階下階の騒音振動問題も本質は同じだと思う。

お互い気を遣い合うことはできるけど根本的に解消するのであればどちらかが折れるか引っ越すかしか無い。

そういったトラブルが嫌であれば、そもそも人が少ないところ今後も増える見込みが無いところで暮らすしかない。

うちの裏庭。今は隣が畑だけどいつ家が建つかもわからない。建たないと思うけど絶対では無いよね。

うちも隣が畑とか川とかなので外で焚き火したり薪ストーブやったり好き放題やらせてもらってるけど、それでも隣の近い距離におうちが建ったらやっぱ気を遣って今みたいなことはできなくなると思う。

完全には辞めないと思うけど。

めちゃ時間や頻度に気を遣うと思う。

トラブルを抱えずに薪ストーブを使うために

薪ストーブが原因でご近所とトラブルを抱えないためにどうすればよいか。

いくつか考えられる。

いくつかっていうか2つ。

人里離れた場所で暮らす

これから住む場所を選べる状況であればこれが最も良い選択だと思う。

薪ストーブの煙と匂い、好きと嫌いだったら嫌いの人のほうが多いのは明らかなので極力他者に迷惑をかけずに済む環境で暮らすのが良いと思う。

煙の匂いに慣れている環境で暮らす

うちはこのパターンだと思ってる。

もちろんそれに甘えるわけでは一切無いんだけれども。

近所に田畑が多くあるのでいつもどこかで何かしら燃やしてる。

なんならご近所さんが刈り草を燃やしてたりもする。

なのでうちが引っ越してくる前からこの辺に住んでる人たちは煙や煙の匂いに慣れていると思う。

もちろん好きか嫌いかで言うと嫌いだとは思うんだけど。

こういう環境であれば薪ストーブの煙突からチョロチョロ煙が出てても特に気にされることは無いと思う。

繰り返しだけどそれに甘えるってのは絶対に駄目という前提で。

ちょっといい写真無くて恐縮なんですけど。

庭の生け垣の向こうから野焼き?や、刈草を燃やす煙が見えるなんてザラ。

住宅街の真ん中での薪ストーブについて

これについては俺は正直反対のポジション。

難しいけれども。

住宅街では薪ストーブの煙や匂いってかなり異質なものとして認識されると思う。

うちみたいに土の匂いや煙や向かいの桃畑の肥料の匂いなどいつも何かしら自然的な匂いがしてる環境とはまた話が違ってくる。

お隣さんと数メートルの距離で薪ストーブを焚くってのは匂いや煙だけでなくて火災についても不安を与えることにもなりそう。

住宅街で薪ストーブを使うってことは煙突を高くするとか、焚きつける時間に気を遣うとか、乾いた薪を使うとかではどうにもならない問題がある。

住宅街で暮らすということはどちらかというと、何かが燃える煙や匂いに触れずに暮らしたいと思ってる人たちに合わせるべきなのではと思う。

あーもうこれほんとどうなんだろうね。

書いててわからなくなってくるわ。

じゃカレーね。カレーは良いの?って話になるよね。

ストーブは駄目でなんでカレーは良いの?って。いやほんとそうなのよ。

もともと郊外に暮らしてて後から周囲に家が密集してきたってパターンは置いておいて、ある程度住宅街が出来上がってて後から引っ越してくるパターンや、分譲地として売り出されてて自分たちと同じタイミングで家がたくさん建つってのがわかってる状況だったら、なにもわざわざトラブルの火種になるようなアイテム(薪ストーブ)を持ち込む必要も無いのかなと。そういう気持ち。

薪ストーブ楽しみたいのであれば住宅密集地ではなくてちょっと広いところを選べばよいのではと思う。

住宅密集地を選ぶということは利便性だったり資産価値だったり何かしら薪ストーブの導入以外にも優先したい事項があるからだと思ってて、それらの住宅密集地に住みたい理由と薪ストーブを入れたいというこの2つをどちらも叶えるというのはそれはそれはお金持ちじゃないとなかなか難しいのではと感じる。

じゃカレーね。カレーはどうなのって。

いやほんとそうなんだけど。

うちの煙突。

うちは煙突から最も近いご近所さんちでも数十メートル離れてる。

だから良いでしょって話では一切無いんだけど。

今の所幸いにご近所さんから苦情を頂いてしまったということは無い。

これからも細心の注意を払って使っていく。

ハウスメーカー、工務店、薪ストーブ施工業者さんの話をよく聞く

もちろん自分でしっかり勉強をして判断をするってのは前提で。

自分が家を建てようとする環境で薪ストーブを使うことについて、もしくは自分が今住んでる地域で薪ストーブを導入することについて、しっかりと専門家の意見を聞くべきだよね。

これまでどんなケースがあったか、どんなトラブルがあったかなど。

ただ、残念だけれども工務店などがトラブルを抱えやすい住宅街であるにも関わらず薪ストーブを勧めたりするケースがあることも聞いたことたことがある。

これは本当に残念。

ご近所さんとのトラブルだけでなく住宅街では薪棚も薪割りのスペースも十分に取れないケースも少なくない。

いずれにしても、家を建てて薪ストーブを入れたい、今の家に薪ストーブを入れたいと思ったら周りに与える影響をしっかり考えて検討を進め、最後は自身でしっかりと判断をすべきだと思う。

薪棚もスペースをとる。

住宅街だと十分な薪棚の容量を確保できず、乾燥不十分な薪を炊いてしまうってこともありそう。

薪ストーブはめんどうくさいし映えアイテムじゃない

どういう使い方かにもよるけどね。

薪ストーブだけで一冬やってますよという使い方をするのであればやはり住宅街では向かないんじゃないかな。

山奥とは言わないけれどもある程度ご近所さんとも距離があり、煙の匂いにも寛容なエリアで注意をしながら使うべきだと思う。

で、かっこいいとか映えるとかの目的であればやはりオススメできないかな。

めんどいし、場合によってはトラブルの可能性もあるし。

けれどももし環境が許すのであれば薪ストーブは素晴らしい暖房器具、生活の道具なのでオススメしたい。

この記事を読んだ人が良き判断をすることができ、使う人も使わない人も幸せな気持ちになることができて薪ストーブという暖房器具がもっと世の中に浸透することを願ってこの記事を書きました。

薪ストーブ。暖かい。

あとBESSの家=薪ストーブで語られがちだけどそれはちょっと違うよねと思ってる。

それはまた別の記事で。

ちなみにだけど薪ストーブ気分を味わえるこういう暖房器具もある。

Dimplex(ディンプレックス) 電気暖炉 暖炉型ファンヒーター Lucia

住宅街であればこういうのが良いのでは?マンションでもいけそう。


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