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【薪】薪棚をDIYで作る。低コストで簡単に。

薪ストーブ

薪棚、これまでに何度も作ってきた。

薪棚の作り方、様々方法があるんだけど個人的なお勧めの作り方を紹介しますね。

薪棚に収まる前の薪たち。
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薪を家の軒下に置くのは推奨しない。薪棚(薪小屋)を作るべき

この話ね。

俺は絶対に薪は家の軒下には置かない

なぜか、白蟻が怖いからです。

薪には水分が多く含まれています。

且つ、つい最近までその辺で生えたり転がってたりしたものなので当然に白蟻がいる可能性高いです。

この薪を軒下に置いておくと白蟻が外壁(の基礎と壁の立ち上がりの隙間など)から侵入する可能性があり(蟻)、そしてなによりその発見が遅れてしまう可能性があるからです。

白蟻は蟻道という白蟻の通り道を作って、基礎から家の内部に侵入するのですが薪が積んであるとその蟻道を見つけるのが難しくなってしまいます。

特にうちはログハウスなのでこの軒下に薪を置かないというのは徹底してるけど、普通の外壁のお宅でもお勧めしないな。

なので薪の保管には薪棚や薪小屋を作るべきです。

薪を置く土台と屋根は別で作るのがお勧め

まずは土台の話。

DIYの薪棚、いろんな作り方があるんだけど俺がお勧めするのは土台と屋根を別で作る作り方。

なぜか、屋根と土台が一体化した薪棚は倒れやすいから。

特に1列積みの薪棚で土台と屋根が一体化しているパターンなんかはすぐ倒れる。

「薪棚 倒れた」「薪棚 崩壊」などで画像検索してみてください。

その様子が見れます。

ただ見た目としては一体型のほうがかっこいいかもしれない。

そのへんは好みで。

わかりますかね。土台と骨組みが分離してます。
こっちは一列積みの薪棚。倒れたら嫌だよね。

土台と屋根を分けたとしても特に1列積みなどでは崩壊することがあります。

けど薪棚ごと崩壊するか薪だけ崩れ落ちるかだったら後者のほうがダメージは少ないですよね。

土台はブロックと木製パレットで。

DIY薪棚の土台、ナフコで適当にブロックを買ってきて、ジモティでパレットを処分したがってる人からパレットをゲットします。

パレットでのお勧めは木製です。

耐久性はプラスチックパレットに劣るのですが、プラスチックパレットはサイズを柔軟に変更できないのと捨てる時に産業廃棄物扱いとなり捨てるのがめちゃ大変です。

木製パレットは必要なサイズに応じてのこぎりで簡単にカットできます。

さらにチェンソーがあれば秒でカットできる。

また捨てたくなったらストーブで燃やせま(無塗装に限る)
※燃やすと言っても野焼き的なことはやめましょう。禁止されているはずです。

木製パレット、30枚位を送料込み1万円くらいでゲットしました。その節はありがとうございました。

柱などの骨格は単管パイプがお勧め

薪棚をDIYで作るのには単管パイプを推奨します。

余程気合を入れておしゃれに作るぞ、コストは度外視だという場合は別ですが、価格、施工のしやすさ、耐久性、再利用性などを考えても単管パイプをお勧めします。

単管パイプ薪棚のメリット

単管パイプで、薪棚をDIYする際のメリットのお話です。

  • 施工がしやすい
  • 強度を出しやすい
  • 耐久性に優れる
  • 再利用しやすい

などが挙げられます。一つずつ見ていきましょう。

施工がしやすい

これがもうほぼ全てなのですが、単管パイプは施工がしやすいです。

カットも容易です。

単管パイプのカットにはこれを使ってください。パイプを固定してくるくる回すだけで切れます。

これと同じものをもう数年使ってますが壊れません。

安いやつは壊れます。経験済です。

また、ラチェットはこれを使ってます。

これは安いのですが全然壊れないのでお勧めです。

この2つとあとは水平器があれば大抵のものは作れます。

私が薪棚をDIYで作る材料に単管パイプをお勧めするのは、地面と強固に固定できる点も挙げます。

単管パイプをそのまま地面に50cm程度打ち込みます。

そこからボンジョイントというパーツで柱を立ち上げてください。

打ち込み時に垂直がでていなくてもこのボンジョイントの部分である程度修正ができます。

束石と木材を使って垂直水平を出すのは難しいのですが、単管パイプであれば適宜修正しながら作業を進めることができるので素人DIYでの薪棚作りにはやはり単管パイプがお勧めですね。

強度を出しやすい

これはシンプルなことなのですが、単管パイプでしたら精度が甘くても強度が出ます。

耐久性に優れる

木材に比べて耐久性に優れます。

再利用しやすい

単管パイプは一旦薪棚を作ってみて気に入らないなと思ったら解体して簡単に作り直すことができます。

はじめて真剣に作った薪棚。解体して今はもうありません。

設計図の書き方、必要な資材の量の算出の仕方

設計図はパワーポイントかGoogleスライドで。

設計図の書き方は手書きで十分なのですが、私はパワーポイントで適当にシュッと作ります。

パワポで作る良さは長さごとに色を分けられること、長さと平行を保ったコピペができることなどですかね。

部分的に修正ができる点も良いですね。

初期の頃の薪棚の設計図。

この図を見ると、打ち込み用の1mが6本、柱の2mが6本、長い4mが6本、前後をつなぐ50cmが9本って感じですね。

で、交わる部分に直行クランプが何個必要か数える。

この図の場合ざっと数えた感じ36個かな?

ただこの図、屋根のこと考えてないな。やり直し!

必要な資材とコストの管理はエクセルかスプレッドシートで

これも手書きでも別に良いんですけど。

俺はスプレッドシートで管理をしてます。

修正と計算がやりやすいので。

薪棚は古いものから先に使える構造にする

これが結構盲点なんですよね。

奥行きがある薪小屋などの場合、使い方を考えないと奥に保管している薪が使えないまま新しく薪を補充することになってしまい、いつまで経っても古い薪が使えないということが起こりうる。

なので薪棚、薪小屋は古い薪から確実に消費できるように区切りを作って取り出しやすいようにすることが原則だね。

もしくは古い薪をすぐに取り出せる構造。

原則に則っていない薪棚。

↑この薪棚、収容力もあって悪くは無かったんだけど、古い薪を使うのが後になってしまうという問題があったので2シーズン未満で解体された。

屋根の付け方もなんか自由だな 笑 でもこういうのが面白いんだよね。

薪棚の屋根材の話

基本的には波板を推奨するよね。

その中でもオンデュリン波板。施工性に優れてコストも高く無い。

フランスから来たおしゃれな波板。耐久性も良い。オンデュリンクラシックシートだね。

オンデュリンさん、画像借りてます。

通常の波板に比べてちょい高いかなって感じですけど、1枚あたりの施工面積が広いので結果的にそんなにコスト高くならないです。

ナフコさんのオンラインストアでたまにセールやってます。

どのホームセンターで買っても定価はだいたい同じです。

波板以外は?

うちはしばらく余った建材の合板を屋根に使ってたんだけどなんの問題も無かった。

そもそも薪棚の屋根なんて完璧に雨を防がなければいけないなんてことは無いので、もしご自宅に適当な板材が余ってるならそれで屋根を作っちゃって良いと思います。

ちなみに屋根に使ってた合板、当然だけど濡れてもよく乾くので意外と腐ったり急激に劣化することは無かった。

ただ5年は持たないだろうね。

わかんないけど。

薪棚の屋根の確度、前下がりか後ろ下がりか

俺は薪棚というと何故か屋根の確度が前下がりであるイメージがあったんだよね。

で、これを見て欲しいんですけど、本心では見てほしくないけど便宜上見て欲しいと言ってます。

いろいろ、、すごい・・・!雑だな!

これは一番始めに作った薪棚。

すごいよね。まさに見様見真似。

で、屋根の確度。

これ前下がりになってるけどうちのこの場合奥は溝なので別に前下がりにする必要無いんだよね。

薪棚の屋根を前に下げる必要がある場合は薪棚の奥がお隣さんの家だったり、薪棚の奥に雨水を落とすべきでは無い時。

雪も同じかな。

基本的には前上がりの屋根をつけてあげれば良いと思う。

雨が降ってるときなども薪を取りに行くことがあるので、その時に前下がりの屋根だと必要以上に濡れてしまうからね。

薪棚、裏技。

これね、いろいろ条件が許せばトラックのコンテナを買うのが良いんじゃないかって思ってる。

2t〜4tのユニックで移動できるレベルのサイズのやつね。

ヤフオクさんからそれっぽい画像借りてきたんですけど。

めちゃ良いね。

これを敷地に置いて塗装してってのが一番安上がりで収容力あって良いのではと思う。

換気口があるやつがお勧め。

このコンテナにの両壁に2列積み作ればかなりの量を収容できそう。

薪棚、自由で良い。

薪棚は薪を雨に濡らさないためのもの。

ここではコツなど含めて長々と書いてきたけど、失敗して倒れてしまっても良い。

木材で作ってやりなおししたくなってもそれはそれで良い。

自由で良い。

安全と周囲への配慮だけは忘れないようにね。

林田家史上で最も適当だった頃の薪保管。現在は改善されています。

今回は薪棚の話でした。

この話またアップデートします!

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