本棚問題。ついに着手した話。
仕事部屋の本を片付けなければいけない
今仕事部屋として使ってる部屋、近い将来子供らに明け渡さなければいけない。
当然すっからかんで明け渡す必要がある。
デスクなどはまあどうにでもなるけれど問題は本。本をどうにかしなければいけない。本と雑貨的なものたち。

最終的には窓下まで本が増えてました。

また雑誌が多いので重たいんですよね。Lightning。Lightning好きだな〜。
引越し先
これうちの2Fのおおよその間取り。階段の場所とか収納の場所とかちょくちょく違うけどまあこんな感じ。
で、この天窓がある方の6.5jって書いてある部屋から11.1jって書いてあるロフトのところへ引っ越しをするんだよね。本たちを。

既製品も検討。結果的にDIYで作ることに
本の量と収納効率、収納場所などを様々検討。既製品も良いかななど考えても見ました。
例えばこれ。マルゲリータさんの本棚。かっこいいね。

かっこいいなぁ。
IKEAさんの本棚も良いよね。カラックス。

とは言え、これらの商品がハマる空間では無いんだよね。
既製品はどちらかというとモダン。うちは思いっきりカントリー(ないし山小屋)なので少し合わせにくい。
さらにサイズ。既製品に合わせようとするとどうしても無駄な空間が生まれてしまう。
ということでやっぱりDIYで作ることにした。
設計図作成・概算コスト算出
今回は大物なのでわりとしっかり設計図を書いた。

大まかに物のイメージを書いて、寸法、サイズをしっかり出しておく。
どんなに上ぶれても4万円はかからない計算。既製品買って10万くらいかかるかなで想定していたので助かる。
今回は天井にレールを渡して本棚自体が動く仕様にした。なので本棚だけではなくて天井に渡す梁なども含まれてる。
荷重のことも考えたよね。本棚重いので。
ツーバイ材で作る本棚DIY、設計時の注意点
ツーバイ材は長さ太さの単位がフィートなので、きちんとmm単位まで採寸して設計する必要があるよね。当たり前か。
あとは棚板の幅と高さ。作ってみたら大きなアルバムが入らない〜とか図鑑が入らない〜とかになると困るので事前に手持ちの本で最も大きいものが入るサイズで且つ余裕をもたせると良いね。
今回は1段が幅30cmの高さ40cmになるように作った。40cmは棚板も入れてね。なので実質は37.5cmくらいかな。
材料の買い出し
こういう大物を作る時は材料の少しの単価の違いが最終的に大きな金額の差になるので、予めどこのホームセンターが一番安いかを調べておく。
基本的にはコメリさんが最も安い。ついでビバホームさんですかね。次にナフコさんといった感じ。ただそれぞれのお店でその時々の値下げをやっていたりするのでやっぱ都度自分で近所のお店を調べたほうが良いね。
ちなみにだけど近所に材木店があって気軽に買いに行けるようであればそういったお店で買うのが最も安く済む。

必要なカットは可能な限りお店でやってもらう
カットは基本的にお店でやってもらおう。なぜか。お店のカットは正確だから。あと面倒くさくないから。
木材を使ったDIY、成功失敗の鍵は精度にある。精度はカットで決まる。ということはお店で正確にカットしてもらうということはとても理にかなってるんだね。
俺自分でカットする精度、あまり信頼してない。
ツーバイ材はただでさえ曲がってたりねじれてたりするのでせめてカットは正確にしておきたい。
塗装・組み立て
塗装をしていきます。もう塗装本当に好きじゃないんだけど仕方ないよね。きちんと塗装をしていきます。
塗装はBESSの家の内装色の純正。家建てた時に余っていたものを置いていってもらったもの。
ちなみに家を引き渡された時に、8割余りが1缶、未開封が1缶あったんだけど今回ついに未開封の1缶を開けた。
塗装は塗料をコーヒー瓶に移して端切れに染み込ませながら塗っていくと良いよ。準備も後処理も面倒くさくない。

物が大きいので基本的には屋内組み立てではあるんだけど、可能な限り外で組み立てておく。

大きなものを室内に持ち込む時はガラスを割ったりしないように気をつけてね。
可能であれば二人で作業しよう。
屋内に設置
さー作っていくぞ。
梁を渡す
屋内に設置していく。まずは梁。
あの時計の前辺りに梁を渡します。

広いロフトも好きなんだけどね。もう子どもたちも走り回って遊ぶ感じでは無いので。
反対側はこうなってます。

グルニエに階段を作ったときの話です。
このグルニエ前の梁から、新しく渡す時計前の梁にレールを掛けていきます。
梁はこの後に渡すレールとの関係上、一発で位置を決めることはできないので一度治具で仮止めしておきます。


既存のグルニエ前の梁からの正確な距離を測って位置を決めたら、梁を本固定していきます。

本来であれば上向きで使う金具なんだけど、どちらか片方を上向けで使ったら反対は横向きにしないと梁が入らないんだよね。仕方ない結果だけど推奨はしないかな。ガッチリ固定できてはいるけど。
金具はこういうタイプ。
↑こういうやつ。
本棚を組み立ててレールを渡す。
本棚を組み立てていきます。
特に難しいことは一切無いんだけど、ツーバイ材に90mmのコーススレッドを打ち込むのにうちの非力なインパクトで戦えなかったので、100vのドリルを使ってるんだよね。
そのコードの取り回しなどが面倒くさかった。
ドリルはこれ。シンプルだけどとてもタフなのでお勧め↑

これを組み立てていくとこんな感じ。
このあと背板などを渡すんだけど、一旦これで。

棚板はスーパービバホームさんの杉の無垢ボードなるものを今回採用してるんですけど、これ最高ですね。
天井のレールは?
これだね。3660mmの12ftのツーバイを2本渡してる。

先に本棚を作らないと位置が決まらないので、本棚組み立て後にレールを渡しました。

梁との接合はこんな感じで。

この本棚、厚みが378mmで高さが2560mm程度なので薄っぺらいんですよね。
レールが無いと倒れてくる危険が高い。
レールの幅は380mmで作ったので左右に1ミリずつくらいのクリアランスがある状態。ぐらつかず滑りも良い。レールと言うかガイドだね。

本棚の奥のスペースは何?
あそこは雨の日の洗濯物干し場なんですよね。
手すりの向こうはこうなってます。

この手すりの向こうを物干しにするプレイ。好きなんだけど推奨するべきものでは無いので詳しくは説明しない。
一日目はこれで終わり。
壁付き本棚を作る
壁付きの本棚だね。
可動式の本棚は本棚と言ってるけど、重量級の雑誌たちは置きたく無いんだよね。
荷重を考えると床の中心部に重いものを置いておきたくない。さらにこの本棚動くって言ってるし。
ということで壁に重量級の本をしまうための本棚を作っていきます。

連続窓の上、ハイサイドライトの下の空間ですね。時計があるところです。
あそこに本棚を作っていきます。
窓枠が20mm程度の幅がありますので、そこにひっかけるイメージです。
軽くぶら下がってみたんですけど強度的には全く問題なさそう。
柱を立てる
窓枠だけでは当然厚みが足りないので柱を立てます。

窓枠と全く同じ高さで作ります。ここで高さが1mmでもズレてたら均等に荷重がかからないので気合を入れて高い精度で木をカットします。
ちなみにこの木材は旧本棚の柱部分です。
垂直を出して、金具で固定していきます。これもうちょいセンス良い固定方法あったな。まあ良いか。
柱の上に本棚を乗せる
元々別の場所で使っていた本棚がありまして。松板で作った本棚。
これを乗せてきます。

時計は梁のほうへ避難。
これ奇跡の精度が出ててすごいがっしり固定されてるんだよね。こんなん絶対大丈夫やんって思わせてくれる強度が出た。
やっぱ精度は強度なんだな〜。実感。
完成
ということでできました。完成。

仕事部屋にあった本、ちらかってた子供らの本などが全て収納できた。
さらに余力も十分。

窓枠の上全部棚にできればよかったんだけど、もうこの長さの1枚板って結構高いんだよね。
とりあえずあるもので作ったので若干中途半端ではるけど。

メリッサの大切な本もここにたくさんしまおうね。

とりあえず並べただけになってるけど。一旦はこれで。
疲れた。
総額
総額で3万円くらいだった。
- 棚板:無垢ボード 4500円 ☓ 2枚 9,000円
- 柱・レール:ツーバイ材 12ft 8本 ☓ 1200円 9,600円
- 本棚の背板:ワンバイ材 6ft 6本 ☓ 400円 2,400円
- その他:キャスター、金具など5,000円くらい
- 梁:90角 3,000mm 2,000円くらい
- 壁の本棚 余り材を使った為 0円
- ビス 家にあったもの 0円
- 合計:28,000円
壁の本棚、材料買ってきてつくったとしても5,000円しないんじゃないかな。
可動式本棚はレールの場所変えれば位置も変えられるし。既製品含めいろいろ検討したけど結果的に良いものが作れた。良かった。
今あれだね。おそらくツーバイの12ftがどこのお店でも余ってる様子ある。安くなってる。
大物の家具は自分で作ったほうが良い。
この話は別途しようと思うけど、大物の家具は自分で作ったほうが良いよ。コストの面もあるけど自由度や愛着、色んな面で。
もちろん既製品には既製品の良さがある。プロが設計して作ってるわけだしね。
本棚を作ろうかなと思ってる人の参考になったら嬉しいです。またね〜!

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