前回は計画編でした。
今回は実際に壁を作っていきます。
“実際に”とか言ってますけど作らないほうの未来はありませんから、表現としては適切ではありませんね。
計画に則り作り始めます。
壁の仕様を決める
壁の仕様を決めていきます。
壁を作ると一言に言っても様々な方法があります。
今回はツーバイで骨組みを作り、合板を張り、仕上げに杉板を張るというスタイルで臨みたいと思います。
合板仕上げじゃだめなの?
全然ダメじゃないとは思う。荒っぽい仕上げ俺も好き。
だけどちょっときちんと家っぽくしたかったというかなんというか。
ということで杉板を貼っていくことにしました。
防音は?
無視です。部屋の防音は無視しています。
うちの家、冬は1Fにある薪ストーブのみで暖をとります。
防音は遮熱にもなりますので寒い部屋になってしまいます。それは避けたい。
あと何度か書いた話ですけど、一緒に暮らしていると音はするものでしてそれは仕方ないと思っています。
誰かが寝ていたり勉強していたりの時には家全体で静かにしてあげるべきです。
部屋にいても居間が賑やかだったら仲間に入りたくなったりもするでしょう。
ということで今回は(も)防音は無視します。
一方の壁を作る
いろんなやり方があるとは思いますが、こういう目の字的なパーツを作って組み合わせるのが最も簡単だと思います。

柱の部分材料が2倍かかるけどその分強度もでますし。やりなおしもしやすい。
外でパーツを作ってきて中で組み合わせるって方法も楽で良い。
合板を貼っていく

今回は9mmのOSB合板を使うことにしました。
12mmの構造用合板のほうが強いと思います。金額としては同じくらいかな。
表側は杉板を張る予定だから良いんだけど、部屋側は何もしない予定なので構造用合板がむき出しよりはOSB合板のほうが見た目に良いかなと思いまして。

テレビ番組のセットの大道具みたいになってますけれども。
杉板を張っていく
杉板を張っていきます。
なぜ杉板なの?それは近所の材木屋さんで激安で売っているからです。

1枚100円で50枚買ってきました。
さすがに量が多いので1週間前に連絡して準備して頂きました。ありがとうございます。

仕上材としては本来は使わないものだけど雰囲気はとても良い。
小屋っぽい林田家にとても似合っている。

ということで張りました。

塗装したら良い感じになることでしょう。
本棚を造り付けておく
この壁、高さが2430mm以上あります。
高さを無駄にしたくないので本棚を作って造り付けました。

塗装する前に本入れちゃってますけれども。
空中本棚は強度が重要なので、壁の裏に柱が通っているところを目掛けて90mmのコーススレッドを打ち込みます。
念の為に補強もしておきました。

ちなみにこの本棚、構造用合板1枚で作れます。
300mm ☓ 1810mm を3枚カットしてもらいます。
2枚を天板と底板に。1枚をさらに300mmでカットして仕切りに。

この精度。自慢させておいてください。

合板を組むときはスリムビス(だったっけ?)を使いましょう。
もう一方の壁を作る
こちら側の壁ですね。

巾木、窓枠を切断する
巾木やら窓枠があったら柱を壁に密着して立てられませんので切ります。

巾木は隠し釘で止まっているのでマイナスドライバーを突っ込んでこじります。

隙間がができたらノコで切っていきます。


窓枠は簡単だったね。

切れました。
これは家に加工を加えてますから、バイクのカスタムで言うところのフレーム加工にあたりますね。
リセールバリューは落ちます。バイクと同じですね。フレームをいじってあるバイクは安い。
この家は売るつもりは無いので気にしません。
勾配天井の斜度を再現する
これが非常に難しかった。




すごいね。
このあたりはもう丸鋸と手鋸では限界だと思う。素人は。
スライドソーが無いときれいな角度出せない。
繰り返すけど、
めちゃめちゃ難しかった
ツーバイ材を一度天井に打ち付けてその側面に下から別の材をあてて勾配の角度をコピーします。
当たり前ですけどそんな方法では一度で正確な角度は出ませんから、それっぽい角度を作って何度も何度もやり直しをして、ほぼほぼ正確になった角度をどんどん別の角材にコピーしていくという方法をとりました。
伝わりますかね。もしアレでしたらインスタからDMください。
今この写真見てて思ったんですけど、
段ボールを使えばもっと簡単に角度をコピーできたのかもしれません。
暑さで頭が回っていなかったものと思われます。
合板を張って仮完成
さて、合板を張るとこんな感じ。

壁の骨組み良く考えたよほんと。
ドアの幅は710mmを予定。

裏は部屋の使う人がカスタムしやすいように骨組みとむき出しとします。
きれいな壁にしたいなら自分でやってもらえましたら。


ここはクローゼットになります。
こちら側の窓は塞ぎました。日光は衣服に対して良いことありませんので。
クローゼットの壁を作成
この部分です。

この壁いらないかな〜とも思ったけど、空間にメリハリできるのであったほうが良いかなと。

幅は30mm+ツーバイ2本分の376mmで作りました。
これには少し狙いがありまして、衣服をハンガーにかけた際の幅はだいたい600〜700mmなのですがその半分程度となるサイズにしました。
700mmで作ってしまうとここの幅が狭くなってしまい使い勝手が悪くなります。

てことで、376mmに。

はたしてこれが吉と出るか凶と出るか。
大丈夫。多分うまくいくっしょ。
次回、完成編
次回は完成までをお届けします。
今回も長いな〜。
読んでくれてありがとう!待たね〜!

やっぱこの微妙な壁、作ってよかったな。
追記:完結編です。
どうぞ!
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