2023年の冬、大寒波が来た。
日中でも氷点下という九州北部のこの辺りでは数年に一度あるか無いかの大寒波だったんだけど、うちは相変わらず薪ストーブ一台で全然オッケーだった。
うち、冬の暖房は薪ストーブだけ。
その暖房性能ってどんな感じ?という話。
薪ストーブはドブレ700SL
うちのストーブはこれ。
ドブレ700SL。もう販売されていないドブレさんの中型くらいの機種なのかな。
なんか雑な写真でほんとすみません。
雪の中外で遊んでた子供らの靴や手袋や上着が干されてます。

スペックなどはこちら。
11kw。これエアコンで言うと25帖用程度のものとほぼ同じくらいの出力なんだよね。
これで家一軒温めるってほんとなの?

うちの間取りを確認
自分ちの間取りをブログに載せるのももう慣れましたね。
悪いことには使わないで頂きたいです。
BESSの家のカラマスってだけで間取りだいたい分かるのであんまり気にしなくても良いのか。
では間取りをみていきます。
赤く囲っているところにストーブがあります。

で、25帖用って言ったら1F全部にも全然足りて無くて2Fを入れるとそりゃもう全然足りない。
公表されてるストーブの出力では、広さ的には全然カバー出来ないんだよね。
であるにも関わらず冬の暖房は家まるごとこのストーブだけ。
どういうことだろう。少し考えてみる。
公表されてる出力の何を参考にするか
まあこれを言ったらもうそれで終わり的な話でもあるんだけど。
この暖房目安の平米数、アメリカやEUの基準だとうちの広さをカバーできるってことになるんだよね。
うちはおおよそ110㎡くらい。1Fと2Fの床面積で。
で吹き抜けがあって2Fの天井が高くて屋根裏がある、って感じなのでおそらく通常の110㎡よりも空間の体積は広い。
てことは欧米基準だどこのストーブ一台で丁度良い広さの家ってことになるのかもしれないね。

ドアで仕切られている空間
リビングや横の和室、2Fのロフトなどは良いとして、トイレや風呂、2Fの個室などドアで仕切られてる空間。ここは暖まるのという話。
結論から言うと、日中ガンガンにストーブを炊いているときは例えば2Fの個室のドアを締めてても概ね暖かい。
氷点下に下がったここ数日はトイレと風呂はちょい温度がいつもより低かった気がする。
とは言っても寒いとは感じなかった。
風呂から上がった子どもたち、真冬でもだいたい裸なので家一軒まるごと暖かいのは助かる。
ガンガンに焚くと言ってもこんな感じ。
うちの場合天板250℃くらいかな。
所謂巡航運転と呼ばれる状態。
やさしくゆらゆら炎が上がってる状態。


寝てる時や朝の室温
薪ストーブしてる人の中には一晩中いかに長く炎を絶やさずに炊くように頑張ってる方もいるみたいだけど、うちは寝る前は薪は足さない。
寝ようぜってなってその時ストーブで燃えてる薪まで。
これは結構寒い夜でも同じ。
なぜか、寝るときはある程度涼しくて寝具にくるまってたほうがぐっすり眠れるから。
正直寝る前にストーブを超パワーな状態にしたら暑すぎて眠れない。
引っ越してきた1年目とかはエアコン同様に考えてたときもあって極力一晩中暖かいようにとか考えてたけど、一晩中暖かいように炊こうとすると寝ようとしてベッドに入る時は暑すぎるんだよね。
Tシャツでもう、なんか真夏。
そんなの快適でもなんでもない。

で、そういう(寝る前に薪を足さない)焚き方をしていると朝はどうなのという話なんだけど、朝はストーブにまだ熾が残っててほんのり暖かい。
部屋はというと20℃〜22℃程度。
俺は冬寝る時(パジャマ的な)はロンTなんだけどそれでも全然いける or ちょい寒なのでパーカーでも羽織っとく?という程度の室温。
すぐ着替えるのでなんの問題も無い。暖かさに感謝。
家の中に寒い場所が無い
昔子供の頃に住んでた家、親父が建てた立派な家だったんだけど廊下やトイレがほんとに寒かった。
朝起きて来た時なんか石油ストーブの前から動けなかった。
なので冬は家の中での様々な行動が億劫だったことを覚えてる。
風呂に入る、トイレに行く、部屋を移る、など。
今の家は家中、玄関開けたすぐの空間から暖かいので冬でもとてもアクティブでいられるのはありがたい。
何をするにも。

付け加えておくと、BESSの家全てがそうでは無いと考えておいたほうが良さそう。
導入するストーブと家の組み合わせでかなり変わってくると思う。
ログハウスは特に断熱性蓄熱性が高いってのも冬暖かく暮らせることに寄与してることは間違い無さそう。
ログハウス+薪ストーブの組み合わせ、オススメなのでぜひ。
追記:外気温5℃の朝、5時時点で室温22℃
だった。この温度計の正確さは微妙だけど概ね合ってる。
前の晩最後に薪を足したのが8時半くらいかな。
朝はほとんど熾は残って無かった。
やっぱ暖かい理由としてログハウスってのが大きいのかもしれない。
薪ストーブとログハウスの組み合わせは最高。

正確な温度計の記事はこちらをどうぞ。
追記:2024年 11/25 外気温6.7℃
前日の夜8時にストーブに最後の薪を追加。
で、朝5時半の室温と外気温。
1が外気温で2,3と上の表示が室内温度。
ロンT一枚で快適な室温。

朝が氷点下まで冷え込むときは前日の寝る前にストーブに薪を多めに入れます。
追記:外気温0度の朝、室内気温21度
前の日、最後に薪を追加したのは夜の19時頃でした。
朝、ストーブには熾が灰の中に残っている状態です。
これでドアで仕切られている各部屋も室内温20度前後です。

これより気温が下がるときは寝る前に薪を追加します。
しかし乾燥がすごいな。
追記:2025年の冬
25年のとても冷えた朝。
前の晩最後に薪を足したのはやっぱり19時頃。
これは翌朝5時頃の外気温と室内気温。
ロンT1枚じゃちょい寒いなって感じ。それでも十分満足。
BESSの家が暖かいというよりも薪ストーブとログハウスの組み合わせは暖かいです。
今年も冬の間はエアコン一切使ってません。

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