バイクに乗っている。
日々の生活の一部として道具として乗っている。
なのでめちゃ寒い日でもバイクに乗らなければならない日がある。
そんなときどんな服装をすればよいのだろう。
何を着るのが正解なのだろう。そういう話。
防寒用の服装選びにおける前提
ここでは仮の話として、バイクに乗って会社へ行くということで考えてみたい。
家を出て半分田舎道、半分国道の25km程度の道のりをバイクで走り、バイクをバイク駐輪場へ駐めてそこから街なかを少し歩いて会社へ行く。
というケースで考えてみたい。
この前提を含め、冬にバイクの防寒着として選ぶ際の前提を挙げておく。
- 電熱関連のアイテムは使わない
使っても良いんだけど、都度充電しなければいけないしそもそも充電のアイテムを着てその後脱いで会社で仕事をするというのがあまり現実的では無いんだよね。グローブ程度なら良いかもだけど。なので電熱関連のアイテムは使わない。
- 着ててかっこいいと思えるもの
そもそもバイクは道具と宣言しているので見た目の話は優先されるべきではないとの意見もあると思うけど、俺は愛せることも道具としての重要な機能だと考えているので、どんなに機能的で暖かくても見た目がイケてなかったり着ていて気分が下がるものは選びたくないんだよね。この見た目がイケてるとかも完全に主観になるので、防寒着選びの基準として取り入れるのどうなのって話もあるんだけど。
この2つの前提でバイクの防寒着を追求しているという話をやっていきます。
バイクの防寒の基本
バイクの防寒の基本は、アウターの表皮で完全に風を遮り、アウターのインナーと着込むもので保温をするということ。
なのでアウターの表皮が風を遮ることが出来ないものはバイクの防寒用アウターとしては機能しない。
なので表皮がコットンのもの、ダウンジャケット、ウールのコートなどは除外される。
表皮は革かナイロン。
ビニールの素材に限られる。
では見ていきます。
【バイクの防寒ウェア】SPIEWAK N-3B

まずはSPIEWAKのN-3B。
今の所これが最も登場頻度が高く、とにかく寒い日は迷わずこれを選んでる。
このSPIEWAKのN-3Bがバイクの防寒着として優れている理由はいくつかある。
- サイズがぴったりでも作りがゆったりしているので下に着込める
セーターを着込んだり、ちょっとしたブルゾン(ブルゾン?ジャンパー?)的なものを着込むこともできる。Tシャツ、長袖シャツ、セーター、N-3Bの組み合わせで気温5度以下でもいける。
- ファスナーで首の上まで襟を締めても首がしっかりと回る
バイクの防寒で陥りがちな首が回らないパターンを回避できる。左右確認や車線変更など首が回りやすいか回りにくいかで安全性がだいぶ変わってくる。
- 丈が長い
ベルトの下まで丈があるので腰回りが暖かい。
- かっこいい
これはほんと主観なんだけど 笑
ブーツ履いてジーンズにセーター着て、このN-3Bを着るだけでシュッとした感じになるのでほんと気に入ってる。そのまま街を歩いても違和感ないのが良い。
【バイクの防寒ウェア】AVIREX B-3

AVIREXのB-3だね。
まあこれはもう極寒地での防寒のために生まれてきたようなアイテムなので(そういう意味ではN-3Bもだけど)暖かさは確約されてる。
見た目も悪くない。
ジーンズにブーツにコレ着てれば「あれ?あいつトム・クルーズかな?」ってくらいには簡単にかっこよくなれる。
けど登場頻度はSPIEWAKのN-3Bに劣る。
なぜか。ちょい理由を挙げてみる。
- ごつすぎる
もうこれに尽きるんだけど、あまりにごついので身構えるんだよね 笑 着るのに。で、革ジャンなので基本的にタイトに作られてる。ごついのにタイトってのが矛盾してるんだけど、表皮とインナーを構成するシープスキンがめちゃ厚いのでシルエットはでかいのに着心地は非常にタイト。
- 下に着込めない
着心地がタイトなので下に着込めないんだよね 笑 そもそも単体でめちゃ暖かいのでロンTにこれ一着でも気温10度くらいまでなら耐えられる。けどそれよりも低い温度のときはロンTにもう一枚着たいんだけど薄手のセーターをギリ着れるくらい。それくらいタイト。ちなみに俺は普段のサイズが38なんだけど、これは40を着てる。なのにタイト。見た目はでかいのに 笑
- 首が回りにくい
首元の風を遮ろうとすると襟元のストラップを閉めないといけないんだけど、そうすると首がかなり回りにくくなるんだよね。
という感じ。けどやっぱかっこいいのでそれなりに登場する。
暖かさは折り紙付きなのでツーリングの時とかはよく登場する。
会社に行くって目的じゃなければもっと活躍できるんじゃないかな。
あ、そうそう。これ会社で脱いでハンガーに掛けてたらでかすぎるってのもある。(想像)
【バイクの防寒ウェア】ワークマン Ride on AEGIS

もう俺たちは知ってるんだよね。
電熱を使わないバイク防寒のコスパ最強がワークマンのAEGISだってことを。
それを知っていてなんで防寒性に劣るRide on AEGISをチョイスしてるかって話なんだけど、上記でちょっと触れた、かっこいいか、それを着て街なかを歩いて会社まで行けるかってことを考えた時にちょっと通常AEGISは躊躇されたんだよね。
これももちろん主観なので人それぞれなんだけど。
で、Ride on AEGIS。
Ride on AEGISはAEGISに比べて、多少デザインに優れる(防寒性能を犠牲にして)ので、コレ着て街なかを歩いてても、まあ、うん、どうなんだろう。
まあバイク乗ってる人なんだなってのはわかっちゃうよね 笑
防寒的な視点では、真冬は下にしっかり着込まないと辛い感じはある。
あとファスナーから風の侵入では無いんだけど温度の低下を感じる。
あと首周り。ネックウォーマー的なものが無いと寒い。
などの理由から真冬に登場することはあまりないかな。
【バイクの防寒ウェア】LOGOS マウンテンパーカー的な防寒ジャケット

これ最近ゲットしたんだよね。
キャンプ関連のアイテムでネットを彷徨いてたらたまたま見つけて、裏地のアルミを見てコレもしやバイクに最高なんじゃないかと思って。

結論からいうと惜しかった。
保温性は高いんだけど風をすこーしだけ通すんだよね。
ほんとすこーしだけ。
なのでこの保温アルミと下にセーターを着てても少しずつ温度が下がっていく感じがある。
うーんどうだろう。
ただそれも5度とかかなりシビアなコンディションの時だね。
バイクの防寒としてはかなり優秀な部類に入ると思う。
あと見た目。
かっこいい。全然街なか歩ける。
これは良い買い物をしたな〜。
ちなみにバイクに乗らなかったらN-3Bと並ぶかそれ以上に暖かい。
ちょい小さめなので妻も着れる。これを着た妻、かわいい。
【バイクの防寒ウェア】メーカー不明のN-3B

俺は90年代を小学生中学生として過ごした生粋の平成ボーイなのでこの色合になぜか惹かれて(しかも安かったので)SPIEWAKをもってたのになぜかこのメーカー不明のN-3Bを手に入れてしまったんだよね。
白いファーとグレーのフードの裏地、オレンジのインナーがなんかすごい90年代感あって。
バイクの防寒着としては、正直SPIEWAKと全然違うんだよね。
全然戦えない。暖かくない。
表面からじんわり寒さが浸透してくるので、風を完全に遮ることができてないんだろうね。
この見た目と素材なのに。
もしくは中綿がイケてないか。あと袖が謎に短い。
このN-3B君は特に思い入れも無いので近いうちに戦力外通告かなとも思ってる。
うーん悲しい。
番外:【バイクの防寒ウェア】インナーに着るブルゾンの話。

もういつからあるかどこで買ったかも忘れたんだけどこのブルゾン。
これが作りがとても良くて薄地なのに暖かいんだよね。
なので5度以下のマジ寒のときはこれにSPIEWAKのN-3Bの組み合わせが今の所最強。
ただ見た目がな〜 笑これN-3Bのインナーで着てたら、んっ?ってなるよね。
めちゃダサでは無いんだけど、なんだろう、多少の妥協を孕んでるというか、そんな感じ。
見た目嫌いじゃないんだけどね。
ガッシガシに洗濯機で洗えるところも好き。
【バイクの防寒ウェア】狙ってるアイテム
今狙ってるアイテム
現場系の方々がチョイスするタイプのガチ防寒ジャケット
このあたり。
現場系のお仕事される方って寒くて動けないと仕事にならないし、なにより寒くて体がシュッと動かないことで危険に晒されることもある。
なので暖かいということは重要な機能なんだよね。さらに最近のこういうジャケットってデザインも結構考えられてて、下手なオフィスワーカーが着てる服よりも全然かっこいい。気になってる。
ワイパー製 N-3B
Amazonをふらついてたら見つけたんだよね。
ワイパーさんというブランドのN-3B。これほしいね。これは欲しい。
質感とかディテールとかもう平成ボーイにど真ん中に突き刺さってくるんだよね 笑 ワイパーさんてブランド有名なのかな?めちゃ気になってる。

今年はもう買わないけど来年のシーズン前に買ってると思う。
いやどうだろう。今年買ってるかも。
バイクの防寒、安全のためでもある
暖かくバイクに乗るということは自分自身はもちろんのこと、周りの車、更には歩行者などの交通弱者を事故に巻き込まないようにするという大切な目的もある。
寒さで震えながらバイクに乗ってると当然に危ない。危険。
暖かく安全な服装をチョイスして、楽しくバイクに乗ろう。
この電熱以外での防寒の話めっちゃ好き。また記事書きたい。
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