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【井戸掘りDIY】井戸を修理する

外構・庭

うちには数年前に掘った井戸があります。

今日はその井戸を修理して使えるようにするお話をします。

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井戸掘りDIYの基本、打ち抜き井戸

おおよそ5年程度前に自分で掘りました。

かっこいいですね〜。
井戸掘りは楽しい。

後ろの木々たちが若いですね。時間の経過を感じます。

打ち抜き井戸の掘り方 簡単な説明

井戸掘りDIYについては先駆者が多いので様々なサイトや動画を参考してもらえば良いので簡単な流れだけ。

井戸には深井戸と浅井戸がありますが、素人が掘れる井戸は基本的に浅井戸です。

水が出る地域かどうかをざっくり調べる。

例えばなんですけど、山の尾根や山頂などでは水が出にくいと思います。

また、大地的な場所も出にくいでしょう。

平野や山の麓、そういった場所であれば数メートル掘ればほぼ確実に出るとは思います。

地盤地図というものがありますのでこちらで最も近いエリアの柱状図を入手すると良いでしょう。

↓こういうデータが手に入ります。

kuniJIBANサイトより。

うちは取ったデータとほぼ同じような感じで水が出てきましたが、当たり前だけど全く同じではありませんでした。

水がでるか出ないかは運次第なので。

複式スコップで1.5m程度掘る

複式スコップとはこれです。

こういう土木用具はできるだけ金象印さんのものを買っておきましょう。

このスコップはまっすぐに穴ることができるので効率が良いです。

フェンスを建てたり単管パイプを地面に刺したりなど様々な場面で使えるので一家に一本あると便利だと思います。

150πの塩ビ管を打ち込む

掘った穴に150mmの塩ビ管を打ち込んでいきます。

打ち込んだ中の砂をスイコですくい上げていきます。

もう何言ってるかわからないですよね。

2回目の登場です。

このパイプをハンマーで打ち込んでいくのです。

で、打ち込んだ中の砂をスイコで吸い上げていくのです。

このあたりはいろんなやり方があるので、各種サイトを参考にされてください。

打ち込むパイプには予め穴や切れ目を入れておきます。その穴や切れ目から水を湧き出させるためです。

井戸ポンプを設置する。

水道水を入れながら掘るのですが、あるところで上がってくる水が冷たくなります。

明らかに地下水だなと思わせる水温になりますから、良きタイミングで終わりにします。

掘りすぎると帯水層を通過して水が出ない層までパイプが進んでしまう可能性があるので注意です

↑うちはこれを使ってます。

井戸掘りの全体の流れはこんな感じ

初期のスタイル

現状を確認

さてそんなこんなで掘った井戸、しばらく使われていなかった。

使われていない井戸。

変なものが入らないように蓋をしています。

うーん。

150mmの井戸とは言え、井戸は井戸。雰囲気があります。

水の溜まり具合と水深を確認

5mのメジャーで測ったところ水深は約4m、水は2m弱程度溜まってる。

乾燥続きの夏場でこれは結構優秀なのでは。わかりませんけれども。

井戸の砂をさらう

数年使わなかったうちに井戸には砂が溜まっているはずなのでそれを吸い上げていきます。

林田家のすいこ。

このすいこ、作り方は様々あるしいくつか作ったんだけど俺はこのスイコが一番好き。効率が良い。

ゴム弁

このゴム弁のところが経年で劣化してだめになってたので新しく買ってきました。

でこのスイコを井戸に入れて上下にガチャガチャします。

そうすると泥や砂がスイコに入りますのでそれを除去していきます。

井戸から出てきた砂。

井戸からは砂礫ととても細かい砂が出てくる。たまに石ころなども。

そういった石ころを吸い上げられるのでこの大きいスイコが好きなんですよね。

出てきてますね。
すいこの全体像。

長さ5m弱って感じですかね。

掘るときはこのスイコを延長しながら掘っていきます。

ポンプの修理

井戸の砂がさらえたら次はポンプの修理です。

ポンプの木玉が乾燥して痩せていたので強力な防水テープを巻いて太くします。

この木玉がポンプの中で真空をつくることで水が吸い上げられる仕組みになっているので、木玉がポンプの中で側壁に密着するように調整します。

先に少し洗えばよかったね。

木玉、買い替えても良いかなとも思ったけど子供らが水遊びで使って無茶な使い方をするのですぐに劣化するんだよね。

なのでもうちょいはこのスタイルでいこうと思います。

次回買うときは劣化が少ないいプラ玉にしようと思います。

ちなみにこのテープの調整、めちゃシビアなので何度か失敗しながら覚えて下さい。

全体を整えて完成

ということで完成。

まずは井戸洗い。

ポンプを何度かガチャガチャします。

泥水〜!

最初は信じられない泥水が出てきます。

別に信じられなくは無いか。

何度かやってると水が澄んできます。

繰り返していると少しずつきれいな水になってきます。

まだちょい濁ってるけど。

手押し井戸できれいな水を出すには

いろいろあるんだろうけど、取水パイプを井戸の底から高くすればするほど水は澄みやすくなるのではと思っています。

今回は井戸の底から30cmくらいに取水パイプが来るようにしたんだけど少し泥や砂を巻き上げる量が多い。

ただこの井戸は150mmの塩ビ管なので満水時でも井戸内にそれほど多くの水を貯めることができません。

ですので取水パイプの位置を高くすれば水は澄みますが一度に組み上げられる水の量は減ります。

このあたりの調整が難しいですね。

レバーの位置、逆が良いかな?

この井戸の用途は何?

最後にこの井戸の用途について少しだけ。

基本的にこの井戸は遊び用の井戸です。

子供が水遊びをしたり、妻が畑に水を撒いたり、土木用具を洗ったりなど。

なので多少の濁りや砂が混じるのは許容です。

そしてもうひとつ大切な用途としては、超非常時における水です。

飲用水は妻が常に確保をしてくれていますが、家族4人で暮らすとなると飲用以外にも様々な水が必要になります。

トイレや風呂や洗濯や洗い物。などなど。

砂が混じるのは細かいフィルター(綿などの)をすれば問題にはなりませんから、非常時における飲用以外の用途には十分使えると思います。

少し重いけど頑張って。

飲用には適さないのか

浅井戸なので基本的に飲用には不適だと思っています。

そのあたりの理由は検索されてみてください。

もし本当に水が手に入らない!となったら煮沸して飲用にするかもしれません。

ちなみに簡単な検査をして、成分的には概ね大丈夫であることを確認しています。

簡単なテスト

大丈夫なつもりだったけど鉄とかこれ基準値内なんかな?もう一回きちんと調べてみよ。

井戸掘りは最も楽しいDIY

様々なものを作ってきたけど井戸掘りは最も楽しいDIYの一つだと思ってます。

試行錯誤だったり、大雑把で良いことだったり、泥だらけになることだったり、完成時に得られるリターンだったり。

井戸がひとつあると暮らしが少し安心になるのでおすすめです。

今日はそんな感じ!またね〜。

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