ちょっと前に手に入れて作業する暇が無くて寝かせられてたCHIPPEWAのビンテージブーツをメンテナンスして仕上げた。
履き心地や他のブーツとの比較、ビンテージならではの個性の話なども。
CHIPPEWAのモックトゥ
これ。90年代半ばのブーツ。
CHIPPEWAのブーツ初めてなんだよね。
古いブーツの割にはすごくきれい。革の割れもソールの減りも少ない。
大切にされていた様子が伺える。
とは言えソールは経年で黄ばんでるし汚れが目立つ。
ということでこいつをきれいにして履けるようにしていきます。
CHIPPEWAのビンテージブーツをメンテナンス
やることは
- 汚れ落とし
- ソールを整える
- オイルアップ
- 磨く
という感じ。
汚れ落とし・ソールを整える
紙やすりは200番程度が良いんだけど、ブーツによって丁度よい番手が変わる。
今回は200番で削っていって600番くらいで仕上げた。
うん。良さそう。
きれいだね。
あまり真っ白にしちゃうとソールが変な目立ち方してしまうので、ある程度ヤレ具合を残す程度で仕上げると良いと思います。
個人の好みの問題だけどね。
アッパーは使い込まれた様子でソールだけ新品ってのも「あっソール替えたんだな」っていうかっこよさもある。
もうわかんないね 笑
オイルアップして磨いて完成
オイルアップは今はホースオイルを使ってます。
ホースオイルはよく使うので大きめのものを買っておくと良いです。
ポリッシュは好きなものを。
俺はこのモウブレイと100均のを使ってます。
でこんな感じ。
これ写真より実物のほうが良いんですけど・・
今回は革のシューレースを使ってます。
使い始めが硬いんだよね。革のシューレース。
あと脱ぎ履きもしにくいのであんまり好きじゃないんだけど。
黒の靴に黒の革ひもかっこいいかなと思って。
黄色とかオレンジのブーツ用のシューレースでも良かったかもしれない。わからない。
CHIPPEWAのビンテージブーツ 使用感など
ということで履いてます。
どうでしょうね。見ていきます。
チペワとレッドウィングの比較
俺はレッドウィングのアイリッシュセッターも使ってるんだけど、それに比べるとアッパーが軽快な印象ある。
ソログッドよりは重いかな。
モックトゥブーツのアッパーの重さ感比べ ※林田ドットワーク調べ
レッドウィング > チペワ > ソログッド
って感じですかね。
ちなみに俺が持ってるブーツでアッパーが最も重たいのはフットモンキーさんで出てたピストレロのブーツです。
ここでいう重たいとは「革が硬い」だったり「革が厚い」だったり「実際に重たい」だったりをひっくるめて「重たい」と表現してます。あくまで個人の感覚でありその感想です。
フットモンキーさんもうピストレロの取り扱いやめちゃったのかな。
安いのにめちゃ良いブーツなんだけど。ピストレロ。
レッドウィングやチペワのアッパーの革の厚さとかは海外のYouTube動画で上がってたりするので、正確に知りたい方はそのへんを参考にされてください。
チペワ、レッドウィングとディテールが少し違う。
モック部分の縫い合わせ方や、履き口の処理などが微妙に違う。
ここ、レッドウィングだと開いた状態で接着剤で合わせてあると思うんだけど、チペワでは革を被せてコバのような仕上げにしてあるんだよね。
俺はこの点だけに関して言えばチペワのほうが好き。
あと履き口ね。
ここはチペワはレッドウィングに比べてボリュームがある。
これは好き嫌いが出そうなポイントだね。
俺はこの違いに対しては何の感情も無い。どっちでも良い。
多少違いはあるけどレッドウィングもチペワも良いブーツであることは間違いない。
ビンテージブーツならではの個性
古いブーツならではの個性ってなんじゃろ。
見ていきましょう
ソールの硬化
まず当たり前だけどソールの柔軟性が新しいブーツに比べて劣る。
これは素材が経年変化で硬化しているものなので仕方ないね。
バイクに乗ってて信号待ちで地面に足付いてる時など滑ってちょっと危ないときあった。
アッパーの経年変化
これは前の所有者さんが丁寧にメンテナンスしていたからその恩恵なんだけど、適切に手入れされながら時間が経過した道具というのはそれだけで美しいんだよね。
これは新品の道具とはまた違う美しさ。
俺もこの靴大事にしよ。
ブーツ、増やしすぎないようにしよう。
俺はスニーカーはほとんど履かないから、スニーカーを買う頻度でブーツ買ってるって思えばまあ罪悪感は無いんだけど。
スニーカーはボロくなったら捨てるけどブーツは修理するから増えていくんだよね。
そう考えたらブーツって経済的な履物なのかもしれない。
ソールが壊れても1万円超程度で新品に張り替えられるし。
今日はそんな感じ!みんなも履物は大切にしよう〜またね〜読んでくれてありがとう〜。
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