スニーカーの修理ね。
前提として、前提としてというかあくまで俺の意見でしかないんだけど、スニーカーは修理せず新品を買うのが良いと思うよ。
修理したとしてもそこから長持ちするものでも無いと思うので。どうだろう。物によるのかな。
とは言ってもね、物を大切にするのは良いことだし修理しながら使うのは素敵なことだよね。
今回はスニーカーを修理する話。いってみよう。
修理するスニーカー:コンバースのワンスターのレザー
これです。ボロいし汚い!!
いやいや。これ?
いやーこれなんですよ。
これを修理していくんです。
ワンスター、ちょい高ではありますけれどもお父さんたちのお小遣いで買えるスニーカーです。
なぜ修理するのか
この靴は友人からもらったものなんだよね。13年前に。
俺は27歳〜34歳を東京で過ごして、その東京生活の初期の頃一緒に住んでた友人が買ったけどサイズ合わないからってくれたもの。
こんな良いものもらってええんか?って思ったけどもらった。ちょっと良いワインかなにかのお酒をお礼に渡したような記憶ある。忘れた。
で、東京での生活。友人たちと遊んだり、仕事変わって妻と結婚して娘が生まれてなど忙しくも楽しい日々を過ごしてたとき、このワンスターしょっちゅう履いてたんだよね。
それから福岡に帰ってきてここ数年はさすがにダメージがひどくなってたのでもう履いてなかった。
つまり、思い入れがあるのでなかなか捨てられないってこと。
捨てられないんだったら少しくらいきれいにしてあげようよってお話ですね。
スニーカーの修理1:洗う
まずは洗います。
洗うだけで結構見違えるものです。
どうでしょうね。そうでもないか。
洗うことで、汚れなのかダメージなのかが明確になります。
スニーカーの修理2:現状確認
さてこのワンスター、どういう状況?
なるほど。
主なダメージは以下
- アッパーの革のヒビ
- アッパーの革の裂け
- ソールとアッパー部分の剥離
- ソール側面の毛羽立ち
- ソール踵の摩耗
- ソール側面の硬化、劣化
という感じ。
結構なダメージですね。修理できるんですか?
スニーカーの修理3:アドベースとアドカラーでアッパーの補修
アッパーのレザー部分はアドベースとアドカラーで補修をしていきます。
アドベースが裂けた革同士を接着するもの。アドカラーが着色するものだと思ってください。
アドベースとアドカラー、靴だけではなくて革製品(カバンとかソファとか)にも使えるので持っておくと便利だよ。
裂け目とヒビを補修していく
こんな感じで。
ちょっとなんかすみません。おっさんの汚い靴のアップ画像ばかりで。
洗った後の靴なのできれいはきれいです。きれいなんですけど一応謝っておきます。
そんなこんなでアッパーを修理します。
アドベースとアドカラーの補修のコツ
俺も上手では無いのでなんとも言えないんだけど。
革靴などは薄めに馴染ませるのが良いとは思うけど革のスニーカーは厚めに塗るのが良さそう。
革靴に比べてスニーカーのアッパーは曲がったりねじれたりしがちなので、仕上がりの綺麗さよりも強さを重視したほうが良いと思った。
また、完全にきれいにしようと思わないほうが良い。
ツルンツルンに仕上げるのは相当難しい。そこを目指すとちょい話変わってくる。
あくまで実用に耐えうる状態に戻すことが目的なので。
DIYはなんでもそうだね。完璧を求めすぎない。そっちのがかっこよくない?わかりませんけれども。
スニーカーの修理4:シューグーとアドベースでソールの補修
アッパーとソールの継ぎ目部分が硬化していてボロくなってるんだよね。
そしてソール底側面の毛羽立ち。
このあたりをまずは補修していきます。
マスキングして、
ここ、最後にヤスリがけするのでこのときは凸凹でも大丈夫。
まあ、いいんじゃない?毛羽立ちは抑えられたね。
踵の摩耗を補修していく
踵はね。もうどうしようもないんですよね。
素人ではきれいに復活させることは難しいと思います。
てことで毎度おなじみのシューグー。
これで踵を肉盛りしていきます。
マスキングテープとクリアファイルを切ったもので養生します。
シューグーは固まる時に痩せるので厚めに盛っておきましょう。
完全に硬化させるには24時間以上待ちましょう。
で、養生を外すとこう。
当たり前ですけどわけわからない形に固まってます。
このままではさすがに履けないので整形していきます。
紙やすりでもいけるとは思いますけど削る部分が多いのでこういうアイテムを使っていきます。
インパクトドライバー + 削るやつです。
わけわからない形になっていたのを、わけが分かる程度に整形します。
本当はもっとソールを復活させるくらいに盛りたかったんだけど、いまいちきれいに整形できなかった。
まあいいっしょ。
で、細かいところはアドベースで盛っていく。アドベースで盛って乾かして削ってを繰り返す。
大事な写真ぶれてますね。
形はまあそこそこになった。
ソールの踵は本当は白というかこの黄みがかった色をアドカラーで作って塗ろうと思ってたんだよね。
で、近所の靴屋とか裁縫屋さんを回ったんだけどアドカラーが売ってない。白と黄色が無い。
なのでこの踵は一旦保留です。白と黄色のアドカラーが手に入ったら着色します。
仕上げをして完成
ソールサイドを削って赤ラインをアドカラーで着色したり、靴クリームを塗って仕上げたりして完成。
いや、完成じゃないのよね。
やっぱソールのサイドを黄みがかった白で塗りたい。塗って終わりだね。なのでまだ完成じゃない。
ソールのサイドの部分がもうちょい手の施しようある。
とりあえず捨てられる寸前からある程度きれいになってので満足ではあります。
スニーカーは基本的に消耗品
今回は思い入れのある靴で且つレザーだったのでこうやって修理してみたけれども、基本的にスニーカーは消耗品だと思ったほうが良いね。
いや、それも人それぞれか。俺が決めることじゃない。
修理するもよし。買い替えるもよし。好きにしたら良いよ。
しかしレザーのワンスターやっぱりかっこいいな。新品で一足ほしくなってきた。スニーカー履く機会が少ないかから迷うけど。
今回はそんな感じ!またね!
結構きれいになるもんだね。
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