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【薪】針葉樹と広葉樹の選び方がわかる。違いや使い分けの話 

薪ストーブ

最近ホームセンターにもキャンプブームの波が押し寄せてて、薪ですら針葉樹広葉樹って分けて売ってる。

薪1束で1,000円弱ってところが相場なんですかね。

薪、針葉樹と広葉樹どちらをどういう時に使えばよいのか。

ざっと解説します。

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薪:針葉樹と広葉樹それぞれの特徴

ここでは既に薪になったものについて話をしていくので、薪にするまでの過程についてはまた別途。

薪になった針葉樹と広葉樹のそれぞれの特徴を書いてきます。

切って割られて積まれる薪たち

針葉樹

針葉樹の薪の特徴。

  • 軽い
  • 火付が良い(着火しやすい)
  • 燃え尽きるのが早い
  • 爆ぜやすい(はぜやすい。パチパチっとなること)
  • 広葉樹に比べると安い
  • 入手しやすい

広葉樹

広葉樹の特徴。

  • 重い
  • 火付が悪い
  • 燃え尽きるのが遅い
  • 爆ぜにくい
  • 広葉樹に比べると高い
  • 入手しやすい

書いてて思ったけど当然だけど項目ごとに逆の結果になるよね。

針葉樹は手に入りやすいってところが大きなアドバンテージかなと思う。

ホームセンターで適当にツーバイ材を買ってきて、好きな長さにのこぎりで切って薪割りを楽しむってこともできるしね。

実際俺は端材になった無垢材(ツーバイ材、杉材など)は25cm〜30cmに切って割って焚付にしてる。

この記事とかはそれ。

焚付を作るってだけの記事

広葉樹と針葉樹の薪、それぞれで最適なシーンは?

特徴が異なるのでそれぞれが活躍する場面も違うよね。

みんな違ってみんな良い。多様性じゃん。

じゃ見ていきましょうっと。

針葉樹が最適なシーン

  •  焚付

まずは完全にこれ。

焚付は針葉樹が良い。

針葉樹を補足割って薪ストーブや焚き火、かまどの焚付に使うという方法概ね1cm四方以下まで細く割って井桁に組む。

井桁に組むとか言ってるけど実際は着火剤の上に雑に組めば良いだけ。

焚付は火付の良さと炎の成長の速さが大事なの針葉樹が最適。

焚付というステージで輝く針葉樹。
  • 焚き火

焚き火の目的にもよりますが、キャンプなどの焚き火には基本的に針葉樹が向きます。

それは燃え尽きるのが早いからです。燃え尽きるのが早いとなぜよいか。

いくつかあるんですが、

などです。

キャンプでの焚き火のシーンは主に食事などが一段落してコーヒーやお酒を飲みながらまったりする、お話するといったシーンだと思います。

それを考えると上記のような理由から針葉樹の薪が向いていると言えます。

広葉樹が最適なシーン

  • 調理

調理には完全に広葉樹です。

広葉樹は火力が安定する、熾火ができるという特徴があります。

同じ火力の状態が針葉樹に比べ長く続きます。

焼き物や煮物などどのような調理においても基本的には安定した火力が前提となります。

ここでの安定というのは決して「強い」ではなく、「同じ温度を保てる炎が長い時間継続する」だと考えてください。

特に弱火で差が出てきます。

熾火の作れない針葉樹では余程コントロールの上手い人で無い限りは「弱火でじっくり焼く」ということは難しくなります。

広葉樹の枝薪などが便利で良いよね。
  • 薪ストーブ

で薪ストーブ。

薪ストーブも焚き火と同じで薪ストーブをどのように使うかにもよるんだよね。

それもキャンプ用の薪ストーブなのか住宅用の薪ストーブなのかでも変わってくる。

薪ストーブに広葉樹が良いと言える理由は「温度が上がりすぎない」「長く燃える」「熾火ができる」です。

一つづつ見ていくと、


■温度が上がりすぎない
温度上がった方が良いんじゃないの?と思われがちだけれども、薪ストーブって基本的に耐えられる温度が決まってて短期間で強い炎が出る針葉樹だと温度が上がりすぎることがあるんだよね。

それは特に住宅用の薪ストーブで顕著。

住宅用の薪ストーブは鋳物や鋼板でてきていることが多いので高温で炊き続けると部材が曲がったり割れたりしてしまう。

なので温度が上がりすぎない広葉樹が良いと言える。

キャンプ用の薪ストーブの場合ステンレス製やチタン製もあるんですっけ?あんまり知らんですけど。

なので住宅用の薪ストーブほどは温度の上昇に対してシビアになる必要はないかもしれません。

■長く燃える
これは住宅用、キャンプ用のいずれの薪ストーブでも広葉樹にアドバンテージがある。

1時間に1回薪を焼べるだけでもめんどくさいのに針葉樹を何度も何度も焼べるのはさすがにめんどくさい。

薪を焼べるのを楽しみたいということであれば話は別だけど。

ただ夜とか寝ちゃってる時は長く燃えてくれたほうが良いのでやっぱ広葉樹かなぁ。

■熾火ができる
これも長く燃えると似たような理由なんだけど、熾火ができると長くじんわりと暖かいんだよね。

炎が出ている時のストーブから発せられる力強い暖かさも良いんだけど、熾火になってからの柔らかい暖かさも非常に良い。

また熾火ができることによって、その後再度炎を起こしやすくなるんだよね。

熾火を集めて焚付を乗せて空気を送れば着火するので。

やっぱ広葉樹が良いと思う。

長々と書いたけれど

参考にしてもらって、自分に合う薪を選んでくれたら良いなって思う。

あと大事なこと忘れてた。

針葉樹だと燃え尽きるのが早いのでその分広葉樹よりも多い量必要なので持ち運びは大変だよね 笑

良き薪ライフを!

薪作るの大好き。

追記:広葉樹での焚き火、調理の様子

こういう熾火を作れるのは広葉樹の特徴だね。

熾火。

で、こういう熾火を作れるとじっくり火を通したいチキンステーキなどがパリッとふっくら上手に焼けるようになる。

めちゃうまそうなんですけど。

炭火でなくてもピザも焼ける。

林田家名物のピザ焼きシステム

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